【Exhibition】30＿＿アレンSIDE ページ32
『アレン。アンの方に指名来たから伝えてくる。３番テーブルにお客を案内してあげて』
アレン「わかっ…じゃなくて、はい」
『別に敬語じゃなくていいよ。それじゃあよろしくね』
先輩、と言われたからかつい敬語になっちまった。
ぎこちない仕草が目に見えたのかすかさずフォローしてくれるA。ここは言葉通り、甘えていいか。
キャバクラだから、忙しいのは覚悟してたけど……想像以上の盛況さだ。
特にアンに貢客がとまんねー。今の客、あれで何本目だ？さっきの客は３本位までドンペリ注文させてたけど……。
ほーんと、あの格好と言い詐欺だし、末恐ろしいぜ。
３番のテーブルを掃除しながら、ふと自分と同じボーイたちを見る。
アンと前に指名した客から離れたAが他のバイトのボーイに指示を出してる。
『5，6番のお客様アップしそうだから、エスコート準備。君は10番卓のアイスペール、そろそろ溶けそうだから変えに行って』
「「は、はい！」」
アンがいうには結構前から手伝いしてたって言うけど‥本当に手馴れてんな。
本人がいうには、ボーイ始めて半年もたってないっていうけど…ベテランに見える。
元々萬屋やっているから、器用な奴だと思っていたけど本当に何でもできるんだな。
俺と同じ黒服なのに、ピシリと背筋を正しながら動いているせいか、凛々しい貴公子みたいな感じにみえる。実際、客の中にもAに見惚れてるやついるし…。
それはそれでなんかちょっとムカつくというか、不満と言うか……。
【Exhibition】31＿＿アレンSIDE→←【Exhibition】29
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テルミヤコウジ(プロフ) - SOMAさん» ありがとうございます！！これからも更新を頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします！！ (2022年2月2日 14時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - 鈴零_さん» 嫌な言い方なんてしていませんよ！こちらこそ長文で長々と申し訳ありませんでした！読者の方にとって作品が読みやすくなっていたと知れて、とても光栄で嬉しいです！！これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします！！ (2022年2月2日 14時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» お返事遅くなりすいません！ありがとうございます！part13でもよろしくお願いします！！ (2022年2月2日 14時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
SOMA(プロフ) - 面白かったです。これからも応援します！ (2022年1月30日 15時) (レス) @page39 id: 4ad0b12df8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴零_(プロフ) - 返信が遅くなってしまってごめんなさい…。この作品が大好きなので、これからも応援させてください！！ (2022年1月28日 15時) (レス) id: eefe8e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2022年1月9日 22時
