【Exhibition】13＿＿依織SIDE ページ15
依織「実里、最近メタルの副作用抑える薬売ったか？」
実里「直球で聞くわね。どうしたのよ」
依織「いやいやちょーっと気になってなぁ」
実里「売っているわね。とはいっても誰でもに売るわけじゃないけど」
依織「Aには売ったん？」
「また直球〜」とボヤく実里。
この反応するっちゅーことは、売ったことはあるみたいやな。問題はそれがちゃんと効くかどうかやけど…。
実里「効かなかったわ。あの子には」
依織「やっぱりか」
実里「ちょーっと酷いわね。あの子の体質のせいもあってトラップ反応が通常より重いからよ」
依織「まあ、せやろうな」
遅効性のトラップ反応。
いつくるかも分からへん恐怖といつも向き合う精神力。それがAにはあるものの、トラップ反応が複数回続い取ったらそれが長続きせぇへん。実際に実里の薬を飲んで副作用がマシになったっちゅう報告はある……が、やっぱりAには効かへんかったか。
やとしたら、薬なしでその体質とトラウマに向きおうてる事になる。
特異体質があるのとないのでは、トラップ反応において身体に起こる影響は計り知られへん。
何かしら薬を飲んでると思うとったんやけど。
依織「ほんまに売ってないんやな？」
実里「売ってないわよ。アタシの効かないんだし、売ったって仕方ないし…」
依織「“アタシの”っちゅーことは、他から貰ったもんは効いとる…ってことか？」
話を続ければ墓穴を出すかと思って深堀してみる。実里は探るように俺をみて「さぁーね」ととぼけざまに呟いた。この様子やとビンゴやろうけど、ここまでやな。
あとはどこの医者か。そしてどないなもんを処方してるんかやけど、この辺は壱を使っても調べられへんやろうなぁ。実里が抑えとるっちゅーことは、その辺は手ェ回すわ。
ただでさえ、証拠隠滅は裏の仲介人のオハコや。
月夢詩音の事を探られて、俺の動きには特に気ぃ配っとるやろ。
思考をそこに探らせとったら「そういえばさぁ」とそれを乱すように声かけてきよった。
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テルミヤコウジ(プロフ) - SOMAさん» ありがとうございます！！これからも更新を頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします！！ (2022年2月2日 14時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - 鈴零_さん» 嫌な言い方なんてしていませんよ！こちらこそ長文で長々と申し訳ありませんでした！読者の方にとって作品が読みやすくなっていたと知れて、とても光栄で嬉しいです！！これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします！！ (2022年2月2日 14時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» お返事遅くなりすいません！ありがとうございます！part13でもよろしくお願いします！！ (2022年2月2日 14時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
SOMA(プロフ) - 面白かったです。これからも応援します！ (2022年1月30日 15時) (レス) @page39 id: 4ad0b12df8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴零_(プロフ) - 返信が遅くなってしまってごめんなさい…。この作品が大好きなので、これからも応援させてください！！ (2022年1月28日 15時) (レス) id: eefe8e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2022年1月9日 22時
