【28】__BAE SIDE ページ30
アレン「おわった」
夏準「授業中にどれだけの醜態を晒しているんですか?BAEのメンバーとして恥ずかしいですよ、本当に」
アン「あの西門先生もちょーっと怒ってたし、何やってんだか」
アレン「う、うるせーよ。俺だって好きでボーッとしてたわけじゃ…」
2人に愚痴られつつ、アレンはメタルに触れる。
先ほどのように淡い光はもう消えていた。
アン「もしかしてメタル見てでボーッとしてた?」
アレン「…あぁ。授業中だったけど、気になって」
夏準「質の高いメタルが近くにあるほど、他のメタルとの共振率が高くなるんですよ」
アン「へー、そうなんだ。でも、僕ら3人と西門先生今までも一緒にいたことあるけど、こんなこと一度もなかったよね」
夏準「僕らのメタルよりも同等、もしくはそれ以上のメタルを持っている人が近くにいたんですよ」
アレン「……やっぱり、アイツか」
アレンが呟くと夏準がにやりと笑い、「アレンにしては賢いですね」と皮肉交じりに褒める。
夏準「十中八九、あの彫金師が来たからでしょうね。恐らく教室からは距離が離れた場所にいたんでしょうけど、凄い影響力です」
アン「それってメタル事態が強いのかな?それともメンテナンスのお陰とか?」
夏準「さぁ、それは聞いてみないと分かりませんが…純度の高いメタルを持っていることは確
実でしょうね」
アレン「……アイツも、HIP HOPするのかな」
アン「そこ!?もっとあるでしょ!」
ほんと、HIP HOP馬鹿だから〜と呆れるアン。
夏準「ま、何にせよ、アレンは次の休みの間に課題を仕上げる事ですね」
アン「ただでさえアガタに目つけられてんのに、課題まで忘れたままならどーなるか」
アレン「うっ、わ…分かってるよ」
アン「じゃあ、僕らは次の授業あるから」
夏準「ではアレン、頑張ってくださいね。
2人に見送られるまま、アレンは図書館に足を運ぶ。
幸い、生徒の数が少ない事にホッとして、空いている席を探す。
アレン「クソ、さっさと終わらせてトラックを……ん?」
午前中に差し込む太陽の日差しが心地いいアレンがよく座る窓際の席。
そこにはAが座っていた。
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さあ - イベントのご参加ありがとうございます!!私の嫌いな食べ物レバーなのでなんか親近感が湧きました笑これからも頑張って下さい!応援しています! (2021年6月24日 17時) (レス) id: 7aaf2735e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年6月23日 0時