【20】__BAE SIDE ページ22
残された3人は渡された紙を見る。
アン「…うわっ、有名な職人とか、宝石商の名前が書かれてる」
アレン「なぁ、なんであんな事言ったんだよ」
夏準「実際にメンテナンスをしなきゃいけないのは事実です。だからお願いしようとしたんですよ」
アレン「じゃあ、別にあんな奴じゃなくても」
夏準「この間CLUB paradoxでスタッフさんに紛れてファントメタルを専門に扱っている店の方が来ていたんですが…ドームにあるメタルボールの調整について素晴らしい腕だと小耳にはさんだので」
アン「へぇ、腕がいいって事?」
夏準「どうせ、やるなら腕がいい方の方が良いでしょう?特にアレンは雑ですし」
最もな指摘に「うっ」と胸を押さえながら、夏準の言葉に顔をゆがめる。
アン「でもやってくれないって言ってたよ」
夏準「ああいうタイプは金でつつけば釣れる可能性が高いですよ」
アン「またお金か」
夏準「それに、何だか面白いじゃないですか。ここに書かれている有名な彫金師職人がいるのに、上はあの方を選んだ。その理由があるんじゃないかってね」
アレン「…理由ねぇ」
校舎に向かったAの方を不服気に見つめていたが、ふと夏準が「そういえばテストですが…」と言い出した瞬間、復習をしていない2人は走り出す。
アン「急いで夏準!!ノート見せてもらわないとヤバイ!!」
アレン「西門先生のテスト、次落としたらまずいんだ!!」
夏準「ノートを貸すなんて一言も言っていないんですけどね……はぁ」
やれやれと肩をすくめ、走る2人を追いかけた。
220人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さあ - イベントのご参加ありがとうございます!!私の嫌いな食べ物レバーなのでなんか親近感が湧きました笑これからも頑張って下さい!応援しています! (2021年6月24日 17時) (レス) id: 7aaf2735e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年6月23日 0時