【6】__cozmez SIDE ページ8
那由汰「珂波汰、あんまり突っかかるなよ」
珂波汰「アイツらが那由汰をジロジロみてたからだ」
那由汰「俺は大丈夫だからさ」
そういいながらCLUB paradoxへ足を運ぶ容姿がソックリな2人。
矢戸乃珂波汰、矢戸乃那由汰。ダウナー系の双子ユニット、cozmezだ。
先ほど那由汰の方を見ていた一部の客に対して暴力を振るおうとしてた珂波汰だが、那由汰の配慮によって開会式前に問題にならなかった。
那由汰に注意されたことが不服なのが、ブスッとする珂波汰。そんな兄を見つつ、やれやれと肩をすくめる那由汰。
だが、ふと歩いたところで「げっ」と声を出し、顔をゆがめる珂波汰。
那由汰「どしたの?珂波汰」
不思議そうにする那由汰は兄の視線の先を見ると、そこにはフードを深くかぶった女…月夢Aがスマホをいじっていた。
那由汰「知り合い?」
珂波汰「あー、仕事のな」
嫌々そうにつぶやく珂波汰。
ふと、Aが2人の存在に気付き視線を向けるが、すぐに2人から視線を逸らした。
それはそれで不満なのか、嫌がっていた女に対してズカズカと近づいていく珂波汰。そのあとを追いかける那由汰。
珂波汰「なんで、いんだよ」
『いちゃ悪いのか』
珂波汰「不愉快なんだよ」
『じゃあ近づいてくるなよ』
那由汰「うわっ、正論かえされてる」
珂波汰「うるせー!俺らは呼ばれてきてんだよ」
『知ってるし、聞いてない』
バサッと言われ、ぐっと悔し気に顔をゆがめる。
ふと、フードからリックが顔を出し、双子を見つめる。
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さあ - イベントのご参加ありがとうございます!!私の嫌いな食べ物レバーなのでなんか親近感が湧きました笑これからも頑張って下さい!応援しています! (2021年6月24日 17時) (レス) id: 7aaf2735e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年6月23日 0時