浮気者に成敗を

黒尾 ページ16

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黒尾「 当たり前だろ、お前がこだわりなさすぎなだけ。」









『 いやいや、そんな事ない。』









黒尾「 ある。」









クロはバレー部繋がりで知り合った。
光太郎からすげー挑発上手なバレー上手いやつがいる！とか言ってたのが印象的。









挑発上手って褒められてないよね … 笑









黒尾「 そんで、お前なんで元気ないの？」









『 いや、元気だし。』









黒尾「 嘘つけ、木兎と一緒じゃねー時点でおかしいだろ。」








『 いや、だって光太郎は部活だし。』









黒尾「 ほー、じゃあ体育館行くか？」








うっ、痛いところついてくるな…









黒尾「 ほら見ろその苦い顔。」









『 そ、そんな顔してない。』









黒尾「 はいはい、嘘ついてんのバレバレだから。」









クロは相変わらずするどい… 腹立つこの
クソトサカヘッド( )









黒尾「 お前、今失礼な事考えただろ。」









『 え、考えてないよー。』








黒尾「 嘘つけ。そんなやつは … こうしてやる！」









そういうと、私の後ろに立ち首をしめてくるクロ。









『 あー！ごめんごめん！痛いってば！』









黒尾「 このやろうっ！」









『 ギブギブ！(笑) 』









数分クロに首を緩くしめられて、ようやく離された









『 あー、痛かった。手加減しろし。』









黒尾「 だいぶしてただろ。」









『 してませーん。』









黒尾「 つーか、ようやく笑ったな。」









『 え？』









急に微笑んでそう言うクロ。









黒尾「 いつもみたいに馬鹿笑いしねーから、心配だったんだよ。」









うそ … そんな私笑ってなかったか。








落ち込んでる顔をした私を少し見たあと
クロは決心したように私に言ってきた。









黒尾「 よし、やっぱり決めた。」









『 なにを？』









黒尾「 今から体育館行くぞ。」









いや、待てよまじかこいつ。

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