・ ページ10
ちょっとした沈黙が何だか気まずく感じ話題を変える
「なぁ、お前の世界はここと違って戦争も無く平和なとこなんやろ？」
『え？まぁ海外だと戦争してる国はまだあるけど私の国では戦争はもう無いよ、ここと比べればずっと平和。』
「…夢咲とあと、何やったけ鳥井？はさ、俺らの転生した姿とかって考えられん？」
『異世界転生ってこと？ラノベか』と訳分からんこと言っとるけどそれを無視して話を続ける
『転生ってことはじゃあ、私たちはAさんやゾムの来世の姿って事？』
「だってそうとしか考えられんよ、顔も名前も声も全部一緒。しかも好きなものや嫌いなものやって俺らと変わらん。笑い方や仕草だって俺の知ってるAとまんま一緒や」
間違うはずないんや。だって、俺はそれほどAをずっと見てきたんだ
『確かに私の知ってる鳥井とゾムさんは当てはまる所多すぎるもんね…。よく分からない所に飛ばされてるし、うーん、有り得なくはないのかなぁ…』
「せやろ？…じゃあ俺らは転生してもまた一緒に居るんや。しかも、もう、血で血を洗うことはないんや…」
『…本当に転生してるのか分からないけど、そうだったらいいね…』
そう夢咲が話すといきなり彼女の周りがきらきらと光り出す。
『……もうお別れ、かな』
「行きも急なら帰りも突然なんやな」
『そうだね』
だんだんと夢咲の体が透けていく
「なぁ、A」
彼女の名前で呼ぶと少し目を丸くするも微笑む
『っ！。…何、ゾムさん』
「…今、幸せか？」
きっと今俺は情けない顔をしているのだろう、でも、聞かずには居られなかった。そんな問いに彼女は少し泣きそうになりながらも俺の大好きだった笑顔で言う
『…っ、うん！とっても！』
先程よりも光が強くなると彼女は思い出したかのように今度は俺の名前を呼ぶ
『あっゾム！最後にいい事教えてあげる！』
「ふっ、なんや！」
『______________っ！』
悪戯っ子な笑顔で最後にそう言うと完全にAは消えた。
「…まじ、かぁ…！」
顔を上にあげ両手で顔を隠す、どうしよう。彼女の言葉でにやけが止まらない、
俺は今幸せだ。
" 私、鳥井と付き合ってるよっ！ "
あぁ、来世が楽しみだ
【syp】YesロリGoタッチ！→←【zm】来世で会いましょう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 454人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「d!」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
茶 - コメント失礼します。 こちらの作品の話ではなく大変恐縮ですが、お二人の総合日記、とても素敵な作品でした！可能でしたら、またどこかで読む機会があればなと思います。是非お伝えしたくてこちらにコメントしました。長々とすみません。 (2022年4月27日 23時) (
レス) id: 46a55a84d9 (このIDを非表示/違反報告)
スコーン(プロフ) - ミサキ@さん» 触発されてしまいました…笑 (2021年6月14日 14時) (レス) id: ad0fb54ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ@(プロフ) - rbrさんのやつついったーのやつやぁん (2021年6月14日 10時) (レス) id: 9c2cfec67d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スコーン | 作成日時：2021年5月22日 19時
