じゅうにわ 【１２話】 ページ13
Aside
「手紙かぁ…」
うーんと唸る雛ちゃんに不安になる
「え？ダメだった？」
「ううん、違くて、上手く書けるかなぁ…」
そう不安そうに眉を下げながら言う
「うーん。でも見方を変えればお手紙って
“上手く書く”って事じゃなくて
“自分の思いを込める”っていうふうにも見えない？」
笑ってそう言うと雛ちゃんは大きな目をもう少し見開いて
「自分の思いを込める…そっか。りっちゃんありがとう！」
と言って元気に、にこっと笑う。
「ううん。というかもうすぐ瀬戸口家は夕ご飯じゃない？」
そろそろ榎本家が夕ご飯だから合ってるはずだ。
「あっ！そうだった！」
やっぱり忘れてたみたいw
「りっちゃん！聞いてくれてありがとう！」
そう言うと元気に部屋を出て廊下を走っていく。
それにしても恋愛ねぇ〜
「はぁ…みんな早すぎるでしょ」
ため息をついてついつい愚痴をこぼしてしまう
「A〜夕飯だって」
こたろーが夕ご飯の知らせに来たので
「はーい。分かった、今行く」
と適当に返事をして部屋から出ると
もう先に降りてると思っていたこたろーがいてびっくりする。
「うわっ。びっくりした…。」
そんな事はお構い無しとでも言うようにこたろーは口を開く。
「雛。居たけどどうしたの」
なるほど、雛ちゃんの事が気になるのか…。
「んー？女同士の秘密。」
こたろーには悪いけどそう言ってはぐらかす。
「はぁ？なんだそれ」
とか言ってるけど気にしない気にしない
「はいはい、夕ご飯何かなー？」
タンタンタンと階段を降りるとなつねぇが食器を並べていた。
「なつねぇ手伝うよ」
こたろーの事は気にせずになつねぇの方に小走りする。
「え、ありがとー！」
「いただきます」
手を合わせていうと話題はなっちゃんのお昼休みの時間の話にに切り替わった
雛ちゃんの事についてこたろーも諦めたようで何も言ってこなかった。
「でね……」
「え、なにそれw大丈夫…？w」
なんて会話をしながらご飯を食べ終わると
「ご馳走様でした」
と言って食器を片して早々に２階に戻る。
自室に入りベッドにごろんと横になるとまた雛ちゃんの事を考える。
「やっぱり皆、恋愛とかするよねぇ……」
それが早くない事は分かってる。
私が遅いだけなのも分かってる。
ただ追いつけなくて置いてけぼりになっていて
皆がもう見えないぐらい遠くに居ることを認めてしまうのが
とても怖いのだ。
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白い悪魔(プロフ) - Lさん» はい！更新頑張ります！ (2019年3月14日 19時) (
レス) id: 87fddef293 (このIDを非表示/違反報告)
L - 最近見つけて読み始めました！自分、ゆっきー大好きなんで、ぜひぜひ幸せにしてあげてください！これからもよろしくお願いします！ (2019年3月9日 10時) (レス) id: 6264bb445c (このIDを非表示/違反報告)
白い悪魔(プロフ) - 十六夜さん» はじめまして！長文ありがとうございます！！私も恋雪君には幸せになって欲しいです...(切実)。更新頑張ります！！ (2018年6月10日 22時) (レス) id: 5c009119ee (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - はじめまして！告白予行練習の小説が好きで、その夢小説を探していたらここを見つけました！恋雪くんも幸せになってほしいって思ってます。この夢主も恋雪君にどこか似てますね。だからこそ二人には幸せになってほしいです。更新、頑張って下さい！！！！！！ (2018年6月10日 15時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
白い悪魔(プロフ) - スーナ-suunaさん» 励みになります！ありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2018年4月1日 21時) (レス) id: 3cda70d12b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白い悪魔 | 作成日時：2017年4月21日 20時
