じゅういちわ 【１１話】 ページ12
Aside
「雛ちゃん…！」
薄いピンク色の髪の毛を少し揺らしながら
多分走ってきたのであろう雛ちゃんを笑顔で迎える。
「どうしたの？なんか走ってきたみたいだけど…？」
「りっちゃんに相談したい事があって…今日大丈夫かな？」
相談したい事？
なんだろ？
役に立てるかな？
「うん。大丈夫だよ？」
inAの部屋
「で、相談したい事って？
私じゃ役に立てるかが不安なんだけど…」
あはは…と苦笑いしながら言うと
「あのねりっちゃん。」
と、雛ちゃんはなにか覚悟を決めたように私のあだ名を口にした。
「うん。どうしたの？」
「わたしね、もしかしたら好きなのかもしれない先輩がいるの。」
え？恋愛相談？
私よりも空の方が適任だよ
でも雛ちゃんに好きな人か……
自分でもテンションが上がってるのが分かる。
「え！？そうなの？誰？何年生？」
「うん…。学年は…３年生。誰かは……内緒」
３年生かぁ。誰だろ？
こたろードンマイ。
「どんな人なの？」
空、今ならなんとなく空の気持ちが分かりそうだよ。
「えっと。優しくて、かっこよくて。」
照れ笑いしながらどんな人なのかを喋る雛ちゃんはいつもより可愛くて
恋する乙女の顔ってこういう顔の事を言うんだろうなって
私でもわかるぐらいに幸せそうだった。
「でも向こうが３年生で、私は１年生で高校に入って中学の時よりも距離が離れて…。
しかもその人の好きな人は身近にいて誰かも多分合ってると思う……」
少しずつ幸せそうな顔が悲しそうに変わっていくのを見て
好きな人が出来たらこんなに一喜一憂するんだなって少し羨ましいなって思う。
「そっか。その人の事が大好きなんだね。」
そう言うと顔を真っ赤にして「へ？いや、その…」なんて言う雛ちゃんは図星を付かれたみたいで。
「なら、お手紙書いてみたら？
その先輩さんに。」
うん。我ながらいい案だと思う。
多分雛ちゃんは好きな人の前だと照れちゃう子何じゃないかなって思うから、
お手紙を書いて渡してみたら照れないで気持ちを伝えられるんじゃないか…？
って思いついたんだよ。
成功すればいいな。
お兄ちゃんお兄ちゃんって言ってた雛ちゃんが、
妹のように思っていた雛ちゃんが
もう、好きな人かぁ。
といっても１歳しか変わらないけど…。
いつか、お姉さんとか呼ばれたりして……
いや、忘れてたけど家族じゃないからお姉さんはないのか。
てか、お姉さんは早すぎるか。
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白い悪魔(プロフ) - Lさん» はい！更新頑張ります！ (2019年3月14日 19時) (
レス) id: 87fddef293 (このIDを非表示/違反報告)
L - 最近見つけて読み始めました！自分、ゆっきー大好きなんで、ぜひぜひ幸せにしてあげてください！これからもよろしくお願いします！ (2019年3月9日 10時) (レス) id: 6264bb445c (このIDを非表示/違反報告)
白い悪魔(プロフ) - 十六夜さん» はじめまして！長文ありがとうございます！！私も恋雪君には幸せになって欲しいです...(切実)。更新頑張ります！！ (2018年6月10日 22時) (レス) id: 5c009119ee (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - はじめまして！告白予行練習の小説が好きで、その夢小説を探していたらここを見つけました！恋雪くんも幸せになってほしいって思ってます。この夢主も恋雪君にどこか似てますね。だからこそ二人には幸せになってほしいです。更新、頑張って下さい！！！！！！ (2018年6月10日 15時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
白い悪魔(プロフ) - スーナ-suunaさん» 励みになります！ありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2018年4月1日 21時) (レス) id: 3cda70d12b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白い悪魔 | 作成日時：2017年4月21日 20時
