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g i f t seven ページ7

Aside

「さて、皆さん気になっていると思う、
席を決めようと思います!」

張り切っているのは先生だけ、だと思ったら
いた。

他にも。

私の席の隣に。



「どうなるんだろうね!?楽しみだね!
Aちゃん!!」

そう、叶だ。

うん。分かったけど、小学生か。

いや、他にもう1人

「煩くない人がいいな!!
でしょ?A!!」

音羽もだ。

充分に音羽が煩いと思うよ。


「あ、あの、えっと…お話聞いてくださいね…?」

「あの2人は良いので続けてください。」

「は、はい。えっとですね。バスのお隣さんを決める方法は……」


ゴソゴソと教壇の下から何かを取り出そうとしている……けど取れないみたい。

そんなに大きいものが必要なのか…?

「ふぅ、これです!!くじ引きです!出席番号順に引いてくださいね。
同じアルファベットが書いてあるので、その人と隣の席になります。
ズルはいけませんよ?
引いてからの取り替えもダメです。
出席番号一番の人から引きに来てください」


「はーい。」

と皆のやる気のない返事本日二回目。




篠原のしはそこまで早くないから
少し待つ。

これは…。

「運が必要かも…。」


「次の人ー?」

「あ、はい」

どうか。気まずくならない人と一緒になりますように…。


《Q》

……今じゃよく分かんないな…。


先に引いてた音羽の方に向かう。

アルファベット何だった?

音羽に目で聞く

チラッと紙をこちらに見せる


そこに書かれていた

アルファベットは









《Q》



「良かった…。」



私も見せる



「ふぅ。」

音羽も息を吐く

どうやら同じ考えだったようだ。




叶はどうだったんだろ?


くじ引きの方を2人で振り返る

丁度叶の番だ。




これで叶が

《R》

なら

┌────────┐
│Q・Q┃通路┃R・R│
└────────┘

こんな感じになるから…。


一件落着なんじゃ…?



「叶!」

「ん?」

おいでおいでと呼ぶと

獲物を狙うみたいに走ってきた。

「ひゃあ」

「どうしたの?」

うん。君は、小型犬か。忠犬なのか。

「紙、何だった?」



「んー、これ?」



ピラッと紙を私達に見せた。

そこに書かれていたのは。









《R》

だった。



「良かった!やった」

「え?なんで?」

「叶ちゃん、Rって18番目じゃん?で、2で割り切れるからRの前のQと隣同士になるって事。だから3人並んで座れるって事だよ!」

「なるほど!良かった!!」

これは煩い予感がします。

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作者名:白い悪魔 | 作成日時:2017年4月16日 7時

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