俺達は潔癖症のお前を汚したくて仕方がない

汚したい ４ ページ5

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ


「宮沢 佑介です。◯◯小出身
仲良くしてください」



ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ




「今沢 美優です！◯◯小＿＿＿＿






『４.６.８、あと、９人か、
はぁ、何で自己紹介なんか
前の紙に全て書いているのに、』




はぁ、何で自己紹介というものがあるんだ？

自己紹介なんかしなくても別にいいだろう


正直自己紹介は苦手だ


何故って？


潔癖症の事を言うと皆に陰でなにかを


言われるからだ



じゃあ潔癖症の事を言わなければいい？


そんな簡単な話じゃないんだよ

もし、言わなければ


ベタベタボクの体にさわるだろう？

ベタベタボクの所有に触るだろう？


ボクは人に触られる事だけは慣れない

あとは、口に出すだけだ


まぁ、その口に出すだけで


人は寄り付かないだろうだ


空気の読めない馬鹿はよってくる


正直それにはとても困っている


まぁ、そんな馬鹿は無視をしたら


どこかへ行くからいいけど


「ねぇ、夏目君！次だよっ！！」




ｿﾞﾜｧ『ｯｯぁ、あｯわ、分かったｯ』



「う、うん」



ｶﾞﾀﾝ



『夏目 Aです
◯◯小から来ました、
ボク、実は潔癖症なんです。
それをよく知っていてほしいです』




ｶﾞﾀﾝ




ﾊﾟﾁ、、ﾊﾟﾁ、ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ





ｺｿｯ「ね、ねぇ、夏目君」




『なんだい？』



ｺｿｯ「さっきはごめんね
私、潔癖症のこと、知らなくてっ」



『別にいい、さっきはボクの不注意、
気にすることはないよ
でも、もうしないでくれ』




「う、うん
ありがとう許してくれて
あの、良かったら夏目君が嫌なこと
教えてくれないかな？」




バンｯ



「それいいな！保奈美いい考えだな！」



「だよね！保奈美やるじゃーん！」



「うん、その方が夏目君に
負担ないかと思って」




『別にいいけど、』




ｶﾞﾀﾝｯ





『ボクは、触られることが無理だよ
まぁ、他のこともあるが
多少我慢はできる口には出すけどね』





「じゃあ、夏目君に
触らなければいいの？」





『いや、ボクの所有物にもだよ』





「うん！分かった!!!」



「夏目！さっき口にはだすっつったけど
それは、悪口か何かか？」






『そういう風に捉えてくれれば
ボク的には助かるよ』




「！ねぇこれって、
めっちゃいいじゃない？」




『え？』




「だって！美形+潔癖症+口が悪いって
あぁ、いいわ、これ！！」





「夏目きにしちゃ敗けだぞ、」





『あぁ、分かってる』

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