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そのせいで小学生の時も
回りの事は話さず毎日保健室に
通っていた
だが、もう、少年は中学生
小学生の時とは違い
カウンセリングのお陰でかなり
よくはなったが
やはり
触られる
のだけは慣れないらしい
触られるというのは
二つある
それは
体に触れられること
自分のものに触れられること
これだけを直してしまえば
あれを除いて普通の人間になれるのだが
やはりそれは難しい
その二つ以外にも色々あるが
我慢ができる
さっきの女子生徒らのことも
口で言うだけで行動はしていない
少年の中では
口に出すのは セーフ
行動するのは アウト
という掟がある
だから、さっきの行動もセーフだ
けれどただ一人だけ少年に触れても
いい者がいる
その青年をTとしよう
Tは小学生の頃そう潔癖症ピークの
時にであった場所はテニスコート
元々少年はテニスには自信があり
潔癖症を我慢してテニスクラブに入った
その時にTとであった
Tはそのクラブの中では上手かった
少年はTに少しだけ憧れていた
でもTとは３歳差
だから、そう、合うことはなかったが
ある時、
Tから、ダブルスを組まないか？
と、言われた
とても言葉では言い表せないほど、
嬉しかった
でも、相手は潔癖症の事を知っているのか？
もし、潔癖症の事がばれたら
という恐怖感やらが心の中を蝕むように
ドロドロとなにかを埋めつくしていく
"お前の潔癖症は知っている
安心しろ軽蔑もなにもしない"
と、Tはいつもの表情で淡々と言った
その時、少年はこの人ならと
Tとダブルスを組むことにした
少年はTに合わせ
Tも少年に合わせ
二人はクラブの中では敵がいないほど
強くなり
様々な大会に出ては
優勝を飾った
勿論プライベートでも
二人はとても仲がよく、
その二人の姿を見た
者は口を揃えて
兄弟・恋人と、様々なことを言った
もちろん、兄弟でもないし
恋人なんて例外だ
けれど端から見ればそうなのだろう
けれどそんな幸せな日々は
長く続かなかった
そう、Tがクラブを辞めてしまったのだ
少年は一人になった
その頃からだろう
陰で少年を貶す声が出てきたのは
けれど少年は気にしなかった
気にしたら負けだと思ったのだ
このときからだろうか
少年が
"負け"
という二文字の言葉が
怖くなったのは
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マリルリ(プロフ) - とても面白いです！無理せず更新頑張ってください！ (2020年4月5日 21時) (
レス) id: af06a4b423 (このIDを非表示/違反報告)
ツナみゃー(プロフ) - 莉歌さん» 莉歌さん！コメントありがとうございます！名前間違えてましたか！？すみません今すぐ訂正しますね！ご指摘有難う御座います (2018年5月5日 21時) (レス) id: 61e562ddfa (このIDを非表示/違反報告)
莉歌 - ストーリー面白くて好きです！指摘失礼します。幸村の名前は精一じゃなくて精市です！急にごめんなさいm(_ _)m (2018年5月5日 19時) (レス) id: 8044ae72c9 (このIDを非表示/違反報告)
ツナみゃー(プロフ) - 日吉和菓子2円さん» この方が主人公のしぶとさが分かるとおもったんですよね (2018年4月29日 22時) (レス) id: 61e562ddfa (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子2円 - まさか幸村様が倒れるなんて！ (2018年4月29日 22時) (レス) id: 9521c565b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナみゃー | 作成日時：2018年4月15日 22時
