俺達は潔癖症のお前を汚したくて仕方がない

消えない消えない気持ち悪い ページ18

『すいません、
外に出て来て良いですか？』




あぁ、確か触られたんだ

仁王さんに腕を

あぁ、ムズムズする早く洗わなくては




柳生「いいですよ
一人で大丈夫ですか？
無理なら私が一緒にいきますよ」


柳生さんのお気遣いは嬉しいんだけど

一人の方がボク的には嬉しいから



『いえ、一人で大丈夫です』



柳生さんすみません



ﾀｯﾀｯﾀｯ



仁王「ｯ夏目君!!!」




あぁ、仁王さん

お前がボクに触らなければ

こういうことは起こらなかったのにｯｯ
だけどボクにも非がある

これはどちらも悪いな

ボクはあの時は馬鹿みたいに

安心しきっていたからな

あぁ、守るとかそういう言葉は
信じない方がボクの為だね

ねぇ、仁王さん


あんまり苦しそうな顔を

しないでくれないかな


ボクはお前を許してはいけないのに




お前のその顔を見ていると



だんだん許したくなってくるよ


僕にもこんな情けない

慈悲があったんだね


けれど、今ここでお前の話を

聞いているときも

お前に触られたところがウズウズして

気持ちが悪いまるでそこだけを

虫に這い回れているような感覚


だから、





『ｯｯに、おうさん、
どうしましたか？良ければ後に
していただきたいんですけど』



お前の話は聞けないよ





仁王「いや、今g(




仁王先に行かせてやれ

辛そうだぞ



分かったナリ」



あぁ、助かった


たしか、この糸目は柳 蓮二

参謀だったか？

まぁ、立海ビック3の一人
プレイスタイルはデータテニスか


まぁ、この人のお陰で

外へ出れる

お礼を言わないとね




『柳さん、有難うございます
ては、すみません』



あぁ、やっと外に行ける





ﾊﾞﾀﾝｯ





ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ




ボクは一目散にて洗い場へと走る

途中で足が縺れかけ


転んでしまいそうになるが


今はそんなことは関係はない




『ぁ、あった』







ﾀﾞﾝｯ


ボクは素早く蛇口を回す



ｷｭｷｭｯ


しゃぐちからは水がドボドボ出て来て

ボクは持っていたハンカチを

触れられた所に擦り付ける

少し痛いがこれも汚れが

落ちるのならば構わない



ｶﾞｻｶﾞｻﾞ


ポケットから除菌スプレーをだし


『、、、、ｯｯ!』



ｼｭｰｼｭｰｼｭｰ

少し赤くなった部分にまく

少し滲みるが仕方がない

だけどこれだけしたのに


『あぁ、これだけやったのに
まだ、まだ、
この感覚が消せないｯｯ!!！』



まだあの感覚が消えない

耳が壊れないよう優しい声で→←ポニーテールの夏目部長

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