【 R 16 ＋ 1 】

抵抗力 ページ7

.
.






紫耀からきたLINEの内容は、


「 雨降ってたけど大丈夫？」って。








「 あ〜〜〜優しい〜〜〜 」






いまはなんか、紫耀の優しさが染みる。
いつもは物足りないんだけどね。あは。







上がりっぱなしの口角を下げようとする行動を


もう諦めて、存分ににやけることした。














怜「 別れる予定は？」




「 いやないし 」





怜「 ふーん 」









傘持っていってたから、大丈夫！

って一行と、ウサギのスタンプを紫耀に返して考える。









…… 最後にデートしたのいつだ 。







2ヶ月前…くらい？か。

いや、お互い忙しいし紫耀だって
かなり社長に気に入られてるから仕方ない。









怜「 もういいし開き直る 」




「 … いや意味わかんない 」





怜「 Aをおれのにする 」









いきなり真剣な顔したと思ったら、

ペロッと舌を出して




顔を近づける。









「 あの長妻くん 」



怜「 なに？」





「 いや、なに？じゃなくて … 」









頭をがっしりホールドされて、動けない。




さっきから抵抗しまくりなんだけど、動かない。









「 ……… んっ、 」














ほんと可愛いね 、って長妻くんの声を最後に


わたしは歳下に身を預けてしまった。









.

翻弄→←紫耀

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す