戸惑い ページ29
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咄嗟にわたしは、顔を隠すように
彼に背中を向けた。
「 ………… おかえり 、っ 」
震えた声を誤魔化すように
わざと大袈裟にそういった。
平野さんから事情聞いた？なんて解く彼に
うん、って返す。
背中越しからでもわかる
長妻くんの荒い呼吸から、走ってきてくれたんだ。とわかる。
でもいまは、
優しくしないでほしかった。
長妻くんに、全て持っていかれそうになるから。
怜「 ……… A ？」
いつまでたっても、彼に顔を見せないわたしを
不思議に思ったのか
近づいてくる気配がした。
「 ……… 長妻く、」
何もないよと、言いかけた言葉を
まるで「黙れ」と言わんばかりに遮られ
後ろから感じる、温度。
わたしの首筋に、彼の髪の毛があたって背筋が伸びた。
今までに無いくらい
ぎゅ、っと体を密着させる。長妻くんのたくましい腕。
怜「 平野さんのことで、…泣いてんの？」
わたしから溢れた涙が
長妻くんの腕に落ちて。拭こうとしたら、掴まれる手。
くるりと角度を変えて
腰を持たれたわたしは、もう抵抗すらしなかった。
彼の綺麗な顔が近づいてきて
迷わず重なる唇。
紫耀がいるのに、…わたしはなにしてるんだろう
なんて。
心では思ってても、体は素直だった。
だんだんと加速していくそれを
微熱のせいか朦朧としていく頭で必死についていく。
口の端から垂れた、液を彼は舐めとって。
怜「 …… おれにすればいいのに 」
そう呟いて離れた長妻くんは、
優しくわたしの髪を掬う。
彼に惹かれている気持ちを、認めたくなかった。
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どうなるんでしょうね〜ヽ(；▽；)ノ♡
( 馬鹿作者はノープランで書いてます )
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春(プロフ) - 続きは書かないんですか？書かないなら書かないで一応報告するべきだとおもうのですが… すごく面白いし続きが気になるから更新待ってます！ (2018年12月24日 4時) (
レス) id: 7038e95e66 (このIDを非表示/違反報告)
てん - 続き見たいです！ (2017年12月27日 2時) (レス) id: 16abeeb193 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - つづき… (2017年10月13日 23時) (レス) id: 25ba19e1ac (このIDを非表示/違反報告)
shiho - めっちゃ続き気になるんですけど！！ (2017年8月30日 12時) (レス) id: e9c545065a (このIDを非表示/違反報告)
Yumi(プロフ) - え、むちゃ続き気になります！ (2017年1月2日 2時) (レス) id: 76d31e4b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ａｃｏ. | 作成日時：2015年11月24日 9時
