もどかしい ページ27
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目が覚めたとき、目の前には紫耀がいた。
紫「 おはよう 」
なんで？！と驚きを露わにすると、
心配になって仕事抜けてきた。って。
その顔は、わたしの知ってるやっぱり「優しい」顔で。
机の上に遠慮がちに置かれた
おかゆと、お茶。
わたし、長妻くんが作ってくれてるときに
寝ちゃったんだ。
… なんかすっごい申し訳ない。
不意にわたしを覗き込む紫耀は、大丈夫？とつぶやく。
「 あ！うん、かなりよくなった！」
紫「 ならよかった」
わたしの頭を撫でる彼に、
「長妻くんは？」と聞くと少し顔を歪めた。
…あ、そういえば昨日会ったんだっけ
紫「 今日までに出さなあかん提出物があったみたいで、それで学校行っとるだけやで 」
「 こんのアホ妻…… 」
紫「 さっきここくるとき道でばったり
会ったから教えてもらってん 」
…やっぱ無理してでも行かせるべきだったか。
なんて思って、長妻くんの作ってくれた
おかゆを食べようと立ち上がった。
紫「 A 」
名前を呼ばれて振り返ると、
直に感じる温もり。
「 … しょ、う 」
抱きしめられたことなんて、
初めてじゃないのに。
熱があるからか、ぼーっと火照る体。
頭に回された腕は、
たしかに紫耀のもので。
紫「 好きや 」
そう至近距離で言われて、紅くなるのがわかる。
「 … いきなりどうし、んっ、」
塞がれた唇は、今までに無いくらい熱くて。
なんか、止まらなくなった。
わたしから、紫耀の口内に舌を入れてしまった。
やばい、なんて思ったときには
唇から熱は消えていて。
目の前にはびっくりしてる紫耀がいた。
紫「 …え、あ、え、A？」
「 ……… ごめ、」
あっけなく離れた2人に、
気まずい空気が流れて。
「 熱 、上がったかも…？」
なんて。
全てを熱のせいにした。
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春(プロフ) - 続きは書かないんですか？書かないなら書かないで一応報告するべきだとおもうのですが… すごく面白いし続きが気になるから更新待ってます！ (2018年12月24日 4時) (
レス) id: 7038e95e66 (このIDを非表示/違反報告)
てん - 続き見たいです！ (2017年12月27日 2時) (レス) id: 16abeeb193 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - つづき… (2017年10月13日 23時) (レス) id: 25ba19e1ac (このIDを非表示/違反報告)
shiho - めっちゃ続き気になるんですけど！！ (2017年8月30日 12時) (レス) id: e9c545065a (このIDを非表示/違反報告)
Yumi(プロフ) - え、むちゃ続き気になります！ (2017年1月2日 2時) (レス) id: 76d31e4b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ａｃｏ. | 作成日時：2015年11月24日 9時
