大人のオーラ ページ20
長妻side
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紫「 いやー、ほんっと助かりましたー」
おれ、彼女の家の前で死ぬかと思いました、なんて笑う平野さん。
……よく笑う人だ。
あれから外で話すのもなんだと、
おれが平野さんの背中で眠ってるAのカバンから部屋の鍵をだすと
「ああ！そうゆう手があったか！」って。
平野さん曰く、かなり上の人から気に入られてるAは先輩の飲め飲め攻撃にやられ。
結局ベロンベロンに酔いもう無理だと感じた平野さんが彼女をここまでタクシーで送ったけど
「え、鍵がない、開かない、どうしよう」って困ってたところで、おれ登場。な。流れらしい。
紫「 A、お酒強くないのに。注がれたん全部、嫌な顔ひとつせず飲もうとするねん。」
怜「 …… 」
おれは座り慣れたソファーに腰掛け、
平野さんは穏やかにベッドに眠る彼女を
カーペットに座りながら見ている。
この人が、Aの彼氏だとゆうことは
すぐわかった。
彼女を見つめる視線が、あからさまにキラキラしていたから。
…… 幸せってゆう顔してる。
おれが入り込むスペースなんて、無いんじゃないのか。そう思った。
時計の音しか聞こえないような
静かな空間が、少し続いたとき。
紫「 ところで 」
平野さんが口を開いた。
紫「 …キミ、学生だよね？」
制服姿のおれを見て、そう思ったのか
責めもしなければ、疑うような仕草すらしない。
そんな平野さんは
「 大人 」の雰囲気を放っていた。
あー…はい、なんて空返事をして
まだ教えていなかった名前を名乗る。
怜「 … 長妻怜央、です」
紫「 レオくんか〜、かっこいいね 」
7歳差って、こんなにも違うものか。
悔しいけど平野さんには魅力があった。
Aの心を惹きつけた、魅力が。
んー、っと一回 唸り声をだして
おれを見つめた。
紫「 レオくんは、なんでここにいるの？」
ハスキーな声から発せられた
その言葉に、おれは返すことができなかった。
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春(プロフ) - 続きは書かないんですか？書かないなら書かないで一応報告するべきだとおもうのですが… すごく面白いし続きが気になるから更新待ってます！ (2018年12月24日 4時) (
レス) id: 7038e95e66 (このIDを非表示/違反報告)
てん - 続き見たいです！ (2017年12月27日 2時) (レス) id: 16abeeb193 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - つづき… (2017年10月13日 23時) (レス) id: 25ba19e1ac (このIDを非表示/違反報告)
shiho - めっちゃ続き気になるんですけど！！ (2017年8月30日 12時) (レス) id: e9c545065a (このIDを非表示/違反報告)
Yumi(プロフ) - え、むちゃ続き気になります！ (2017年1月2日 2時) (レス) id: 76d31e4b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ａｃｏ. | 作成日時：2015年11月24日 9時
