あの男の子とあの公園であの約束を今もう一度 ページ3
Aside
学校が終わってからすぐにダッシュで家に帰る。
あの時とそっくりな白いワンピースに着替えて。
学校を出る前にゾムに一緒に帰ろうと誘われたが、今日は断った。
『わ、忘れてないよな、流石に…』
名前も知らない男の子とした約束。
守られることはないと思っていた。
「スマン！遅れたわ！！！」
『ああ』
「そのワンピース、あの時とそっくりやな！！」
『分かる？』
彼は多分、この会話が終わったら。
きっと
「なあ！約束やで！！」
やっぱり
『うん。絶対や』
「俺たちは絶対に、またここで会う！」
『私たちは絶対に、またここで会う！』
………
『ああ』
「？？」
『ありがと…覚えててくれて』
「当たり前やで！！」
「せやお前、名前何て言うん」
『岬A。君は？』
kn「コネシマや！！よろしくなA！！」
『コネシマ…』
kn「んー？」
『名前知れて、良かったわ』
kn「せやな！！俺らお互いに名前も言わずに約束しよったんか」
『この公園も、君も全然変わってなくてなんかホッとしたわ』
kn「そうか？お前は変わったな！なんてゆーの？綺麗になったわ！！！」
！？！！？！？
『ｯそ、そそ、そりゃ、私だって女ですから？？綺麗にだってなりますよ！？////』
kn「wwwwどした！？」
『何でもないよ！！』
kn「それにしても、夢みたいやな！」
『ん？』
kn「名前も知らん男と女がホンマに守られるかもわからん約束して、何年もたって約束した公園で感動の再会を果たして。なんかどっかの本の主人公にでもなった気分やわ！！」
君のその笑顔も、ずっと変わらんな。
『せやな』
kn「あれから結構待ってたんやで？いきなり来んよーになったやん！」
『それ、次の日に引っ越してん。嫌やーって言ったんやけどな』
kn「そういえばあん時お前泣きよったな！やっぱお前はわらっとった方がええで！！」
『…そういうこと言うよね』
kn「え！怒った！？」
『違うわバカ！』
照れとんや。。
あー馬鹿顔覗くな…。
泣きそになるでしょうが…。
ｶﾞｻｯ
「あれ？」
zm「Aやん！！」
『ゾム！なんでここに！？』
kn「ゾムやん！！どしたんこんなとこで！」
A/kn『「え？」』
zm「なんやお前ら知り合いやったんか？」
『ま、まあ』
kn「一応な…」
zm「せや！二人とも今からウチ来いや！」
って、ウチの隣かーい！！Σヽ(ﾟ∀ﾟ；)
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作者名：西凪 | 作成日時：2018年9月12日 16時
