学校で ページ2
Aside
今日は早速学校に行く日。
職員室には行ったから、教室やな。
それにしてもでかいなこの学校。
「せんせー俺トイレ行きたいんやけど！！」
「は？休憩時間に行っとけや！はよいってこい！」
なんて声が聞こえてくる。
ｶﾞﾗｯ
「ヤッバ！マジで漏れる！」
え。
嘘。
『あの！！』
「どした！？俺トイレ行きたいんやけど！！」
『今日の放課後、会いませんか！？』
あの金髪。あの綺麗な水色の目。
『あの公園で！！』
ああ。
「わかった！俺の言う通りやったやろ！」
『..！そうやね...ｯ』
ここにおったんやね...？
君も、忘れてなかったんやね、
約束。
先生にはHRの途中で廊下におってくれたらええって言われとるし。
待っとけば先生出てくるやろ。
ｶﾞﾗ
em「岬さん、入って」
『はいっ』
ビックリして"っ"ついてもーた...。
「え？転入生？」
「かわいない？」
「男子キモい」
em「皆さん。静かに」
『東京からきました。岬A言います。これからよろしくお願いします』
「よろしくー！！」
良かった。
大丈夫そうなクラスや。
em「じゃあ質問したい人」
「はーい！東京から来たのに関西弁なん？」
『元はここに住んでたから...』
とまあ質問コーナーは飛ばして。
em「どこか席空いてませんか？」
「せんせーゾムの隣空いてまーす！」
em「じゃああそこでいいですかね。岬さん、あの緑のパーカーを来ている彼の隣の席に座ってもらっていいですか」
『わかりました』
緑のパーカーて。
堂々と校則違反しよるんか？
茶髪も...？
『これから隣、よろしくね？』
zm「...誰やお前」
カチンッ
『はあ？』
zm「www嘘や嘘。あー悪かったって...ww」
『反省してないやろそれ』
zm「俺の嘘を見破るなんてやるなお前」
『わかりやすすぎやろ』
zm「wwww」
あー。はよ放課後ならんかな。
約束...やっと守れるんやな。
私がこんなに彼に会いたかった、その理由は。
私はあの時、あの約束を交わした時から。
あの男の子に恋をしていたから。
今でもずっと。
今までされた告白は全部断ってきた。
彼に彼女がいたら諦める。
彼の幸せが、一番だから。
『なあ！ゾム君はなんでパーカー着とん？』
zm「これがないと締まらへん。あと君づけやめい」
『わかった。ゾム』
『なんもないww』
続け幸せ。
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作者名：西凪 | 作成日時：2018年9月12日 16時
