8話 ページ10
今日は秀さんより早く起きた
まだ寝てる…
起こさないようにそぉ…っと部屋を出る
椅子をキッチンまで運び、冷蔵庫を開けると
中から卵や味噌などを取り出す
朝ごはんを作っていると上からバタバタ!と激しい音が聞こえた
『!?…秀さん起きたんですか?』
二階に呼びかけると
バタン!と勢いよくドアが開き、階段を凄い勢いで降りてくる秀さん
『えっ、なに…!?』
赤井「いっ…いなくなったと思ったじゃないか!」
『えっ…えええ…』
どうやら心配して部屋で探してくれていたらしい
両肩を掴まれる
赤井「今君は小さいんだから誘拐だってされかねないんだぞ」
『で、でも家にいるから…』
赤井「………それもそうだな」
ストンと椅子へ座る秀さん
なっ…なんだったんだ…
『すみません朝ごはんを作っていました…』
赤井「ああ、ありがとう…」
秀さんを見ると物凄い汗
嫌な夢でも見たのだろうか
一度火を止め秀さんへ近づく
『何か、嫌なことありました?』
赤井「……いや、昨日小さくなったAを見ていてとても愛らしかった。それを離したくないと昨日抱きしめて寝たはずなんだが…起きたらいなくて不安になってしまった」
『す、すみません…?』
赤井「君が謝ることではない」
『……プッ…あはは、あんなに焦った秀さん久しぶりに見ました』
赤井「笑うな」
眉をひそめたその顔を見て更に笑いがこみ上げる
秀さんのパートナーであるあたしは新人の頃からヘマが多く
よく怪我をつくって帰って来ては秀さんに怒られ、病院に見舞いに来てもらっていた
大怪我を負って意識不明の重体になったこともあった
きっと秀さん、それを思い出してたのかな…?
『よくわかりませんが、何があってもあたしは秀さんから離れません』
赤井「……そうか、そうしてくれ」
口元を緩めた秀さんはあたしの頭を撫でてくれた
そのあと朝ごはんを食べ、秀さんは昴さんになり
あたしは隣の博士の家へ向かった
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麦茶(プロフ) - うたプリ大好き?さん» こんにちは(^O^)私情で大変申し訳ないのですが、最近多忙で…、できる限り早めに更新できるように頑張ります!お待ちください! (2019年6月10日 15時) (レス) id: 2de880e3b2 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます もう更新されないのでしょうか? (2019年6月7日 21時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麦茶 | 作成日時:2018年8月27日 15時