FBI捜査官は小学生！〈赤井秀一〉

21話 ページ23

コナンside


元太「おせぇな、A」

歩美「うん」

光彦「なんかあったんでしょうか」



元太「なぁなぁ、バッジからなんか変な音しねえか？」


バッジ…？
耳に近づけてみると

たしかにカチカチ聞こえる




！

これは…！！



コナン「静かに！」

元太「え？！」


トントントン……トントントン…？


コナン「モールス信号だ！」

歩美「モールス信号？」

灰原「誰のバッジからの反応なの？」


いまここにいるやつのバッジじゃないとすると…

コナン「Aのバッジからだ」

光彦「でも、どういう意味なんでしょうか」

元太「かくれんぼしてんのか？」




トントントンと3拍分…
次のトントントンまでにさらに3拍空いてる


そのあと感覚的には7拍空いているとすると…

コナン「sosだ！！」

灰原「sos！？」

光彦「助けてってことですよね！？」


コナン「聞こえるか！？A」



反応がねえ！
だけどバッジの音が途切れた

ってことは口をガムテープか何かで喋れなくなっている上、拘束されてるに違いない



コナン「だめだ！反応がない！俺の追跡メガネで追ってみよう！」

光彦「でも相手が車だったら走っても追いつきませんよ！」




安室「何かあったのかい？」

コナン「安室さん！」
灰原「！」


元太「安室の兄ちゃん！」

歩美「Aちゃんっていう友達が拐われたの！」
安室「拐われた！？本当かい！？」


安室さんに今までの経緯を伝える

安室「わかった、僕が車を出すからコナンくんは場所を案内してもらえるかな」

コナン「わかったよ」


みんな、安室さんの車に乗り込む

元太「そういえば安室の兄ちゃんはA知ってんのか？！」

安室「知らないよ〜、でも子供を誘拐するなんて許せないよね」

コナン「………」



たまたま通りかかってくれて助かったぜ
まあ、黒の組織っていうのは変わらねえがこの人は俺たちの味方だ…
大丈夫なはず…


安室「コナンくん？」

コナン「あぁ、ごめんなさい。次の信号を右に曲がると追いつけそうだよ！」


安室「右だね、飛ばすよ。しっかり掴まって」



ギアチェンジをし、思い切りアクセルを踏む安室さん
サイドブレーキをかけてドリフトを決め、車に追いついた


前の車を追い越し、車を急停止させる
すると犯人の車両がそれに驚き、ぶつかるスレスレでとまる

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