FBI捜査官は小学生！〈赤井秀一〉

16話 ページ18

小林先生「じゃあ転校生を紹介するわね！」

拍手で迎えられ、黒板の前に立つ




小林先生「自己紹介、お願いね」

『沖矢A、よろしくお願いします』



休み時間

「ねえどこからきたのー？」
「どこに住んでるの？」
「体育得意？！」


『………』


歩美「こんにちは！」

『あっ、このあいだの』

コナン「人気者だな、転校生」

『……』


コナンくん
秀さんのお気に入りの子


元太「なあなあ！ちゃんともってきたか！」

光彦「探偵団バッジ！」

『持ってる、もらったから』


ポケットからバッジを出す



歩美「持っててくれてよかった！」

『仲間入りした』







コナン「ほんと機械みてぇだな」
灰原「たしかに」







それから授業を受け、給食を食べて帰る
小学一年生はこんなに早く拘束時間がとけるのか


昴さんに連絡しないと


携帯でメールをうつ


〈お昼を食べ、終礼が終わりました。そろそろ下校です〉


送信…っと


ぴろん♪


え、もう返信？早っ！？


沖矢「〈もう10分もしないうちに着くよ〉」




さすが昴さん…


歩美「なにコソコソしてるの？」

『…お迎え、くるの』

元太「もしかして昴の兄ちゃんか？」

灰原「！…迎えにくるの？」


『うん』


コナン「じゃあ俺も、昴さんに用事があるから一緒に帰ろうかな」

光彦「ええー！今日は公園で遊ぶ約束じゃないですか」



サッカーボールを持っているということは
サッカーをやるつもりだったんだ

…コナンくんの用事とはなんだろうか



コナン「悪ぃ！また今度な」

光彦「しょうがないですね、僕たちだけでやりましょう」

歩美「さんせーい！哀ちゃんは？」

灰原「あたしもパス、博士の手伝いがあるの」

歩美「そっか…わかったよ！」



三人は走って下駄箱へ向かって行った


灰原「あたしも〈あの人〉と帰るのは嫌だから、さきに帰るわよ」




灰原さんと別れ、コナンくんと二人で廊下を歩く




コナン「…聞きたいことあんだけど」

『…？』



コナン「もしかしてAって…〈お姉さん〉って呼んだ方がいい？」

『！！』



なにこの子…
どこまで知ってるの…！

17話→←15話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す