15話 夢の中がシリアス ページ16
｢ごめんね…無個性で生んじゃって…｣
違うよ、私は大丈夫。
_____お母さんに謝られる方が辛い
｢ごめんな。A｣
私無個性でも生きていけるからそれでいいよ！
_______無個性の何が悪いのかがわからない
｢個性ねーの？お前ヒーローになれねーな！！｣
無個性でもなれるもん！！
_________無個性でもお前より十分強いし没個性だったら無個性の方がよっぽどましだよ。
｢大丈夫か？｣
大丈夫じゃ…ない！もう、もうやだよ…！うう…ああああああああ！！！！！！
初めて手を差し伸べられた。
私を助けてくれたのは、ヒーローじゃない。
敵だ。
初めて誰かの前で泣いた。
たくさん、泣いた。
死柄木は、ガキは嫌いとか言ってたけど、
その時は優しく落ち着かせてくれるような感じで私の頭を撫でてくれた。
そして話も聞いてもらえた。気持ちがスッキリした。
それでもうお前はあの家に帰る必要は無いって、
だから敵連合に入れって、そう言ってくれた。
私を助けてくれたのは、ヒーローじゃない。
___________________
｢あ、あの…｣
｢ん…？｣
目を開けるとポニーテールの巨乳さんが私の目の前にいた。
何！？自分は巨乳ですよアピールですか！？いーよどうせ私はないから！！
｢…何｣
｢い、いえ、もうお昼でしたので…｣
｢あ、もうそんな時間なの？ありがとー起こしてくれて！それじゃ｣
ポニーテールの人に適当にお礼を言って教室を出る。
廊下を歩いていると私を見て制服を着ていないからか、見た人がヒソヒソ言ってるけどどうでもいいや。
だって私はヒーローになるつもりはないから。雄英に入るつもりは最初からないから。
ヒーロー。つまり人助けってこと。
この世界に人が何人いると思ってるんだ。何人助けを求めてる人がいると思ってるんだ。
私はその助けを求めてる人たちを助けることはしない。だって出来ないから。怖いから。
期待に応えられなかったら、文句言うんでしょ？自分はできなかったくせに。だから嫌だ。
はやくいつものバーに行きたいな。
死柄木、撃たれたところ大丈夫かな。
｢おい、どこ行く｣
早歩きで外に行こうとしてたのに…
せっかく帰れると思ったのに、邪魔されたよ！！
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まる(プロフ) - プリンさん» ありがとうございます。更新遅いですがこれからもこの作品をよろしくお願いします！ (2017年12月27日 14時) (
レス) id: 1d96a2f26c (このIDを非表示/違反報告)
プリン - www面白くてこの作品大好きです！頑張ってください！！ (2017年12月16日 22時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - スノーだるまさん» そういうやり方も出来るんですね…。教えて下さりありがとうございます！ですが今までどうりにやろうと思います() (2017年11月13日 21時) (レス) id: 1d96a2f26c (このIDを非表示/違反報告)
スノーだるま(プロフ) - 編集画面の、工具のようなマークを押すとルビ振りというのがあるので、それに文章と読み方(ルビ)を入れると文の上に文字がきますよ！ (2017年11月13日 19時) (レス) id: 3d560af7df (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 夏目さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。敵連合いいですよね！気まぐれ更新ですがこれからも宜しくお願いします…！ (2017年11月9日 9時) (レス) id: 1d96a2f26c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2017年10月17日 21時
