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「で、どうだった！？」
集合場所に着くと凄い剣幕のソヨンに詰め寄られた。
『ど、どうって？』
「パン代表！！ 代表室呼ばれてたでしょ！？！？」
『あぁ…』
「あぁってあんたね、私なんて一生通されることない部屋よ？」
『んーえっとね、ソファがものすっごくフカフカだった』
「でしょうねぇ。……それだけ？」
『えーだって緊張してたから…あ、最後握手してもらったよ』
「え！ホント！？」
そう言っていきなり私の手を握り始めたソヨン。
『私と握手してどうすんのよ』
「成功者の験担ぎ。間接握手にだってご利益はあるはずよ！」
相変わらずの彼女に呆れ笑いがこぼれる。
……あーでも、
『さすがはBTSの生みの親って感じはしたかな』
「……そう」
ソヨンが手を止めてこっちを見てくる。
「やっぱり成功するだけの何かがあるのよね、あの方には。何年までに何を導入するーとか全部有言実行してきたもん。今回のあんたの業務だって」
『へ〜』
「それにほら、社名からして有言実行でしょ？」
『社名…？？』
Big Hit Entertainment
『……あぁー』
確かに、ものすごい有言実行だ。
「どんな野望を持ってたらあんな実行できるのかしらって感じよね」
『えぇーそんな感じかなぁ。なんかもうちょっと…んー可愛いというか』
「可愛い！？……まぁマスコット感は否めないけど」
『見た目の話じゃなくてさ…ま、いいや、ふふ』
「え、なになに！？」
・
入る時には気付かなかった。入口側の壁には、アーティスト達の写真が飾られていた。
「特別な瞬間は必ず写真に撮ってもらってるんです。デビューステージ、初公演、初めての1位…」
所属アーティストが少ないというのは本当のようで、写真の大部分はやっぱり、活動の幅を広げている彼ら。
「いつかこの部屋の壁全部が、彼らの写真でいっぱいになったらって考えているんですが……親バカ過ぎますかね？」
『いえ……とても素敵なお考えだと思います。こんな親御さんの元に生まれた彼らはきっと、幸せだと思います』
「ふふ、ありがとう。そうだと嬉しいですね。…ただ、照れくさいのでこの事はできれば秘密にして頂けるかな」
そう言ってはにかんだパン代表は、可愛いという言葉がピッタリだった。
・
「教えてってばー！」
『だめーひみつなの、ひみつ』
私の口が堅いことを知ってるソヨンは、口を尖らせながらも、それ以上は追求してこなかった。
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さく - とても面白いです！また更新される日を待ってます。 (2022年6月5日 23時) (
レス) @page44 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - いちこさん» お返事遅くなってしまってすみません。ありがとうございます！楽しんで頂けてとても嬉しいです！！ 更新が不定期なのが申し訳ないのですが、これからも是非よろしくお願いします！ (2020年9月22日 18時) (レス) id: 37391687e5 (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - ちぃさん» お返事遅くなってしまってすみません。ありがとうございます！楽しんで頂けているみたいでとても嬉しいです！！ (2020年9月22日 18時) (レス) id: 37391687e5 (このIDを非表示/違反報告)
いちこ(プロフ) - とっても面白いです！更新楽しみにしています！ (2020年8月16日 19時) (レス) id: 78231010c5 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - とっても面白いです！これからの展開が楽しみです！応援してます^^ (2020年7月28日 15時) (レス) id: 78231010c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なみ | 作成日時：2020年5月9日 0時
