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◽︎ Prolog ページ2

四月、東京都立呪術高等専門学校 一年の教室には四人の生徒が集まっていた。

一人は胡散臭い顔にニコニコと貼り付けた笑みを浮かべ、二人目は興味が無さそうにタバコに火をつけようとしている。

三人目は誰とも話すつもりはないと言うようにサングラスをつけたまま机に顔を伏せ、そして四人目はこれまた興味無さそうに頬杖をつきながら鮮やかな黒髪に指を絡めていた。

「こら五条起きろ、家入お前はタバコを仕舞え。はぁ…入学早々、、こいつらに協調性はないのか…」

逆にこの様子をみて協調性があると思う方が無理な話だ、と黒髪の美少年という言葉がよく似合う男、瀬上 Aは担任である夜蛾に馬鹿らしいという目線を送った。

「お前たちはこれから四年間、お互いを支え合い苦楽を共にする仲間だ。お互いをよく知り、理解するそれを得てお前らは強くなるんだ。今お前らに必要なのは自己紹介。くれぐれも騒ぎは起こさないようにな」

そう言い夜蛾は教室を出ていってしまった。

____

「じゃあ私からでいいかな」

夜蛾が教室を出て数分後、お団子頭の胡散臭い顔をした男がこれまた胡散臭い笑みでそう言葉を放った。

一応聞く姿勢を取ろうと彼に目を向ける。白髪頭の男はまだ顔を伏せたままだった。

「夏油傑。術式は呪霊操術だよ。よろしくね」

「家入硝子。反転術式が使えるよ。よろしく」

続けて家入が口を開く。席順からして次は白髪の男だ。すると男は面倒くさそうに体を起こしこちらに目も向けず淡々と言葉を紡いだ。

「五条悟。あとお前らと馴れ合う気ねーから」

こいつあれだ思春期ってやつだ、絶対仲良くなれないタイプ。Aはおえっと顔を顰めた後三人に向き直った。

『瀬上A。よろしく』

少し簡潔すぎたかもしれない、と思ったが今はこれくらいで良いだろう。

五条以外の二人はよろしく、と目を合わせ白髪の男は数秒止まってから「瀬上…?」と小さく呟きながらこちらに目を向けた。

そして次の瞬間サングラスで隠れた瞳が大きく見開かれ、言葉が零れた。


「うわ、ドンピシャ…すき」


『は?』

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あ。(プロフ) - 遺伝子レベルで拒否ってるは草。今度使お (2022年3月13日 14時) (レス) @page15 id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
こたろう(プロフ) - めっちゃ好きです!!更新頑張って下さい! (2022年2月19日 1時) (レス) id: 879e4b5d86 (このIDを非表示/違反報告)
あほ - すごい面白いです!このために毎日がんばれます! (2022年2月17日 12時) (レス) @page7 id: 7787f6d795 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - こう言うの探し求めてました!!!!好きです!続きを早く読みたい!頑張ってください!!! (2022年2月13日 22時) (レス) @page5 id: e7b4db75e5 (このIDを非表示/違反報告)
Hrmna_119(プロフ) - いいと思います!頑張って!! (2022年2月13日 17時) (レス) @page5 id: 4e57ef443a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かぷちーの | 作成日時:2022年2月12日 23時

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