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プロローグ ─王様との出会い─ 1 ページ1
『プロデュサーがここを通ります、刺されたくない人は注意して』
華奢な体つきで無機質な表情をした少女が、肩までの黒髪をさらさら靡かせて、のんびりとした可愛らしい声で────
───包丁を持っていた
まだ昼休みだったこともあり、女子が教室から顔を覗かせて廊下を通るイケメンにキャーキャー騒ぐ声、思春期男子達のふざけた会話などが校内を占領していたのだが、
少女が包丁を大切そうに持ちながら軽やかな足取りでスキップするその光景が皆の注目の的となり、周りが一瞬にして静まり返った
『はい、ここでターン』
そんなこと気にしないと言ったふうにステップを踏む、顔立ちの整った美少女(包丁所持)はしばらく踊ってから(？)急に廊下にへたり混んだ。
廊下は再び、騒がしくなった
「あいつ、無表情だけどめっちゃ可愛くね？」
「俺も近くで見てきたけど、包丁振り回して踊ってなかったら百点満点。」
「ミステリアスって言うんかな、めっちゃ美人じゃん」
先程まで廊下でふざけていた男子達は、その少女に対しての評価を口々に言い合い、
「なにあの女、頭やばいんじゃない？」
「綺麗な顔見せびらかしたいだけなんでしょ」
「てか、包丁って病んでんじゃんｗ」
イケメンにキャーキャー騒いでいたメンヘラ女子達はコソコソと耳打ち
少女はスクッと立ち上がり、自分の悪口を話していた女子達にスタスタと向かって言った
「やばっ、今の聞こえてたんじゃないの？」
「殺されるよ！あいつ包丁もってるし」
ビクビクと震える女子達に向かって、少女は眠たそうだが、射抜くような強い目力で────
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リト(プロフ) - サバゲー！さん» ありがとうございます！褒めて頂いて光栄です_(:3｣ ∠)_これからも更新頑張ります！！ (2017年6月25日 23時) (
レス) id: 24b1fc391d (このIDを非表示/違反報告)
サバゲー！ - 続きめっちゃ気になります！文才パないっすね、、、羨ましい限りですよ (2017年6月25日 20時) (レス) id: 2307a074eb (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - しののんloveさん» ありがとうございます！深い話なんですかね､､､（笑）そう言ってくださるととても嬉しいです！(n‘∀‘)η (2017年6月25日 11時) (レス) id: 24b1fc391d (このIDを非表示/違反報告)
しののんlove - めっちゃ深い話でとても面白いです！更新頑張ってください！！ (2017年6月24日 20時) (レス) id: d9f865c9d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リト | 作成日時：2017年6月4日 13時
