私は野坂悠馬の姉２【アレスの天秤】 (ページ16)

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66話ページ16

夢主side

趙「これはピンチですね～」

杏「え？」

趙「ゴッドストライカーの吉良ヒロトくんがただのサッカープレイヤーになってしまったようです」

つ「それってレベルダウンってことじゃないんですか？」

『ヒロトの場合は違う。ただのサッカープレイヤーになったあいつはゴッドストライカーよりも遥かに恐ろしい存在なんだ。なぜなら永世というチームをゴッドイレブンに引き上げる可能性があるから』

杏「ゴッド、イレブン…」

『この試合どう転ぶのかまだ見当がつかないな』

ヒロトのシュートに近いパスで雷門は追い込まれていく

そして雷門が有利なまま試合は進み、結果５対４で前半が終了した

『みんなお疲れ様。なかなかいい試合だな』

稲「はい！このまま絶対に勝ちます！」

『ああ。頑張ってくれよ』(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

明日奈はそう言って明日人の頭を撫でてあげる。明日人は突然のことで驚きと焦りと嬉しさで挙動不審になっている

稲「あ、あ？え、えっと後半戦も頑張りまぁぁぁぁす！！」

明日人はそう言ってグラウンドに走って行ってしまった

氷「明日人のやつどうしたんだ？」

『さぁ？まあいい貴利名も頑張れよ』(ﾆｺｯ

明日奈はそう言ってエンジェルスマイルを氷浦にかます

すると氷浦は少し挙動不審になりながら

氷「は、はい！頑張ります！」

と返事をした。そして氷浦は万作と一緒にフィールドに戻って行った

氷「なあ万作」

万「なんだ？」

氷「明日奈さんの笑顔を見たときなんかここがギュってなったんだ。病気かなんかか？」

氷浦は心臓あたりに手を当てて言う。その相談を受けた万作は「お前もか…」と少しショックを受けていた

そして後半戦が始まった

永世はヒロトが仲間との連携を意識し始めたことでチームの動きが良くなっていく。そのままの勢いで永世は一点返した

試合時間も残りわずかとなり両チームは力を振り絞って必死にボールに食らいつく

お互いの勝ちたいと言う気持ちがぶつかり合う

そしてタツヤとヒロトの新たな必殺技〔コズミックブラスター〕が炸裂する

そのシュートをのりかと明日人と小僧丸の３人がかりで見事に止めていた

小「ギリギリ間に合ったな」

海「２人ともありがとう！」

ヒタ「なに！？」

そして３人はそこから〔北極グマ２号〕を放ち、そのシュートは砂木沼の必殺技を破りゴールに突き刺さった

そしてそこで試合終了のホイッスルが鳴った