私は野坂悠馬の姉２【アレスの天秤】 (ページ2)

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52話ページ2

夢主side

試合が再開され、士郎から白兎屋へパスが出されるが、白兎屋は受け取りをミスしボールは外へ転がって行こうとする

日「緊張してるんですかね？」

万「見たところ大したことない選手のようだな」

そう言って万作がボールを取ろうとした時あれだけ離れていた位置からものすごいスピードで白兎屋が駆けてきてボールに追いついた

白「ギリギリ追いついたわぁ」

みんなは白兎屋の驚異的なスピードに驚いていた

そして白兎屋はそのままシュートを放つが、それはシュートミスでボールはゴールの方に緩やかに転がっていった

海「え？」

白「あちゃ～やってしもうたパート2やぁ」

ア「今のは俺にパスだろ！？」

白「いや～サッカーっちゅうのは難しいやっぺ～」

白兎屋はそのままのりかに近づいて行く

白「よろしゅうやんな！あ、うちのことは気軽に姫って呼んでな！」

海「う、うん…」

その後もみんなは白兎屋のスピードに追いつくことができずにいた

杏「白恋にあんな選手がいたなんて…」

『彼女は元陸上選手で100m走の小学生記録を更新している超アスリートなんだ』

杏「そんな選手がなぜサッカーに？」

『さぁ？お嬢様の気まぐれか、はたまた何か理由があったのか。ただ一つだけわかるのは彼女が心からサッカーを楽しんでいるということだ』

そして驚異的なスピードで上がってきた白兎屋は新たな必殺シュートで雷門からゴールを奪っていった

『白恋にはプリンセスとプリンスどちらもいるんだな。うちのプリンセスはどこまでやれるかな？』

つ「うちのプリンセス？ああのりかちゃんのことですね！」

趙「オーホッホッホ！プリンセスvsプリンセス！さしずめプリプリ対決といったところでしょうかね～」

杏「一点負けてるんですよ！？真面目にやってください！」

趙「ここには女帝がいましたね;;」

そこからまた吹雪兄弟の猛攻撃が始まる

白「なぁなぁ！うちも混ぜて！」

ア「ちょっどうすんだよ兄貴！」

士「僕たちが姫の動きに合わせるしかないね;;」

その時白恋の動きが変わる

白恋の一矢乱れぬ動きに雷イレブンは次々に抜かれて行く

そして吹雪兄弟と白兎屋の新たな必殺技が雷門ゴールに突き刺さり、2点差で追い込まれた

ア「ったくとんだじゃじゃ馬だぜ」

士「次は何を見せてくれるんだろうね。でもこれで流石に明日奈ちゃんも動き出す……っ！」