私は野坂悠馬の姉２【アレスの天秤】 (ページ37)

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87話ページ37

夢主side

稲「みんな俺はキャプテンから代理を頼まれた。だからみんなにキャプテン代理として来週の試合までの計画を提案したいんだ！」

万「ほぅ、もう自覚ができてるのか」

奥「ちゃんとした計画なんでしょうね？」

稲「大丈夫！監督にも明日奈さんにも許可はとったから！」

剛「じゃあ聞かせてもらおうじゃねぇか」

海「明日人からの指示なんて変な気分～」

小「ちゃんとした指示は出せんのかぁ？キャプテン代理さんよ」

日「なんか怖いよ～」

服「でもなんか面白そう！」

岩「ドンとこいでゴス！」

明日奈は後ろから明日人たちを見守っている

稲「俺たち…」

雷門「「(ｺﾞｸｯ…」」

稲「島に戻ろう！」

雷門「「えぇ！？」」

みんなは予想以上に驚いている

剛「島に帰って何をやるんだよっ」

万「今更戻って疲れを癒すってのもないんじゃないか？;」

稲「違う」

万「じゃあホームシックにでもなったか？」

稲「それも違う。特訓だよ！極限まで特訓したいんだ！悔いを残したくない…そのためには俺たちに1番あった環境で特訓するんだ！」

灰「あんた本当にこの提案了承したのかよっ」

『面白そうだしな。都心から田舎に行く機会なんて滅多にないしな。それに悠馬に対抗するための術もつくかもしれないぞ？』

灰「…行くか」

雷門「「(単純…;;)」

稲「そうと決まれば準備だー！」

雷門「「おー！」」

みんなが島に行く準備をしている間明日奈は野坂からもらったデータを見ていた

『グリッド・オメガの仕組み…これは無かったやつだな。まさか攻略させるためにわざと…』

明日奈はパソコンを閉じ、野坂の言葉を思い出す

“王帝月ノ宮が優勝したらこっちに戻ってくる事になる＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿”

『…もうあっちには戻らないと決めたんだ…あっちには…』

そのとき灰崎が部屋に入ってくる

灰「全員準備できたってよ」

『そうか。わざわざ呼びに来てくれたのかありがとうな』

灰「あいつらがいけって言ったから仕方なく来たんだよ！」

『まあいい。じゃあ行くか』

明日奈と灰崎は部室を出てみんなの元へ向かった

趙「皆さん準備万端ですね～？それでは伊那国島へレッツゴー！」

雷門「「おぉ！」」

それからしばらくの船旅の後、ようやく伊那国島へ到着した雷門イレブン

『なかなかいいところだな』

灰「ただの田舎島だろ」

剛「田舎舐めんな！」