私は野坂悠馬の姉【アレスの天秤】 (ページ9)

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9話ページ9

no side
つ「さあこっちですよ！プレイヤーズゲート！」

稲「でもこの前の試合はあっちから入ったよ？」

つ「今の皆さんにはこれがあるじゃないですか！サッカー関係者はライセンスカードを使ってここから入れるんですよ！さあ行きましょう！」

稲「なんかズルしてる感じがする」

万「一般人から見たら今のサッカー選手は特別な存在なんだ」

小「VIPだな」

「「キャー！」」

杏「あれは何？」

つ「王帝月ノ宮の野坂悠馬君です！いつ見てもかっこいいですよね～。視察に来てるんでしょうか？」

杏「野坂君？」

つ「ほら、この間プレイヤーズカードで人気だって教えたでしょ」

杏「それで彼はすごいの？」

つ「戦術の皇帝という異名を持っていてプレーも凄いし、顔も整っているの。さらには勉強もパーフェクトみたいで三拍子揃ったプレイヤーなんだ」

杏「ふーん」

つ「あれれー？少しは興味が沸いたのかな？」

杏「ぜーんぜん(でも少しかっこいいかも…)」

「「キャー！」」

杏「こっちは何？」

つ「あ、あれは！帝国イレブンの方々ですよ！」

稲「帝国イレブンって？」

氷「帝国学園サッカー部の人たちだよ。でも一人女の人が…」

つ「知らないんですか！？あの人は影山明日奈さん！帝国サッカー部のコーチをしてるんです。さらに帝国唯一の女子生徒で生徒会長でもあるんです」

剛「コーチだって！？俺たちとあんまり変わんない気がするけどな…」

海「明日奈さんライセンス持ってるのかな？」

つ「明日奈さんのライセンスは非売品だとか限定品だとか噂があるんですよ！」

杏「明日奈さんなんか野坂君に似てない？」

奥「確かに！似てるかもしれないですね！」

日「似てるっていうか“瓜二つ”ですよね！」

つ「杏奈ちゃんちょっとは興味沸いたかな？」

杏「……少しだけですけど」

稲「みんなー！そろそろ試合が始まるよー！」

氷「本当だ、みんな行こう」

小「早く豪炎寺さんのファイアートルネードを見たいな！」

道「お前は本当に豪炎寺さん好きだよな」

岩「ハンちゃんはどっちが勝つと思うでゴスか？」

服「僕は木戸川清修かな～」

氷「どっちにしても楽しみだな！」

稲「ああ！」

道「剛陣！そっちは違うぞ！」

剛「本当だ！すまねえ！」

奥「本当に大丈夫なんですかね…(呆)」

万「ははは…(苦笑)」