私は野坂悠馬の姉【アレスの天秤】 (ページ13)

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13話ページ13

夢主side

朝学校に登校していると

佐「明日奈さんおはようございます！」

『ああおはよう佐久間。また源田を置いてきたのか;;』

佐「へ？」

源「佐久間！お前は何度言えばわかる！」

佐「す、すまない！明日奈さんが見えてつい…」

源「はぁ…」

『あはは…そろそろ行こうか』

風「おっ明日奈じゃないか！おはよう！」

『おはよう一郎太』

佐「さあ早くいきましょう！」

源「急かしすぎだ佐久間」

『お前達仲がいいな。そうだ今度御影専農と雷門の試合があるんだが、一緒に行けるか？』

風「分かった。俺は大丈夫だから空けとくよ」

佐「俺もお供します！」

源「すいません明日奈さん、その日はどうしても外せない用事があって…」

『そうか。無理にとは言わないから大丈夫だぞ。て言うか2人とも一郎太みたいに敬語外して喋っていいんだぞ？』

佐「そういうわけにはいきませんよ！貴方は俺たちの上に立つお方なんですから」

『これは相当信頼できるな、さすが帝国の用心棒だな』

そして明日奈が下駄箱を開けると一つの手紙が出てきた

源「…これはおそらく“ラブレター”ですね」

風「処分しておこう」

佐「いや、どうせなら男の方を処分すれば…」

『ちょっと待て、物騒な考えはやめてくれ。別にただの紙切れなんだからいいだろう？」

その時隣にいた風丸が手紙を取って文章を一通り見たあとそのまま紙を丸めてゴミ箱に捨てた

『おいおい…』

風「あんなのに耳を貸す暇があったら俺たちが勝利するための戦術でも考えてくれ」

『初めてのラブレターだったんだが…』

佐「いかがわしい目的で明日奈さんに近づくのを防ぐのが俺たちの役目です」

源「今の帝国には女子が貴方だけなんです。少しは危機感を持ってくださいね」

『はいはい、それじゃあ教室に行くぞ』

風「おう」

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明日奈が去っていった後

佐「風丸手紙の内容は？」

風「差出人の名前は書いていなかったが、放課後校舎裏で待っていると書かれていたぞ」

源「なら俺がそいつを潰してくる。総帥には少し遅れると言っておいてくれ」

風「分かった」

佐「気をつけるんだぞ」

源「ああ」

あの日明日奈にラブレターを渡した男子生徒は源田によって潰されたとかなかったとか…

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