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熟れた初恋|深澤辰哉 ページ4

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「 うわ、どうしよう… 」















卒業式、在校生は在宅なんだけど、好きな人が卒業してしまうというのに大人しく家にいるなんてできなくて、来てしまったわけです。








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…けど、その好きな人、深澤辰哉は、それはそれはたくさんの女の子に囲まれていて、とても近付けそうにない。












しかも、その女の子はみんな在校生。

こんなに来るなら、在宅の意味ない気がする。というか、ない。









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暫く近づけないな、と判断して、ふっかさんのトークを開く。




終わり次第、公園に集合
尚、必ずボタンをひとつ残しておくこと








" ふっかさん " と呼べることと、こんなメッセージを送れるわたしは、あそこに集う女の子たちよりは1歩優位にいるはず。







…とは言っても、ふっかさんのスマホには女の子の連絡先がたくさんあるだろうし、その中の1人にすぎないけど。








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早くも公園に来たものの、ありえないくらい囲まれてたし、その輪とは少し離れたところから見てた女の子もいたから、告白もたくさんされるだろうし、だいぶ時間かかるだろうな。













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作者名:紫紺 | 作成日時:2022年3月19日 0時

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