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見せない弱み~Ayaside~ ページ47

撮影中、響き渡る夏恋とAの声

気づけば萩花が倒れてた

朝から様子がおかしいとツインタワーから
聞いていたもののいつも見たいに喧嘩でも
したんだろうとあまり気に止めてなかった


けど私は間違っていた
メンバーの体調の変化に気づけないなんて


その後萩花は病院に運ばれ疲労と判断された

姉が倒れたからと言って二人とも
病室におらせるわけには行かない

とりあえず明日朝から仕事のAは
帰らせることにした


Aya「大丈夫だから、萩花は強い。すぐに目覚めるよ」

マネージャー「夏恋がついてるから、連絡待とう」

『はい』


さっきまで泣いていた顔に無理矢理作った笑顔を見せ
私とマネージャーの言葉にAは大きく頷いた

デビューしたての頃からそうだ。
Aは何かあるとこうやって無理に笑ってみせる

重い病気じゃなくてもたかが疲労でも
実の姉が倒れたんじゃ目が覚めるまでは
誰だって不安だろう

けど、Aはそんな表情ひとつ見せず
メンバーが待つスタジオに戻った



スタジオに戻るなりメンバーが心配そうな表情を見せる


Aya「みんな集まって 今病院に行ってきたんだけど、
夏恋が病院に残ってる。
目が覚めた時連絡くれることになってるから」

『皆さん心配させてすいませんでした
萩は夏恋がついてるので大丈夫です
ほんとにすいませんでした』


Aはみんなの前で姉の為に頭を下げた
誰が悪いってことも無いのに
この強さは萩花に似たのかな


Aya「さぁ撮影始めるよ!萩花の分も頑張ろ!」

全-Aya「『はい!』」

見せない弱み~萩花side~→←見せない弱み~夏恋side~



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作者名:ばし | 作成日時:2016年7月3日 0時

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