坂を上りきった先に4【欅坂46】 (ページ32)

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ある日、一緒に帰ってると中庭にできたビオトープにAの身体が落ちた

友梨奈「Aっ！！」

『げほっげほっ！！』

「あははっ！！きったねぇ！！」

「お前がそんなところ歩いてるからだろ！邪魔なんだよ！」

私には、、男子に歯向かう勇気なんて、、無かったんだ、、
救えなかった、、Aの事を、、助けてって自分からは言えないのに、、
それを分かっていたのに、、助けられなかった、、
見て見ぬふりをしてしまった様なものだ、、私も虐めているような、、ものだった

◯

成瀬さんを自宅まで送り柚那さんと２人だけの空間

柚那「A、、？このままドライブ行かない？」

きっと、、気を遣ってくれてる

『、、うぅん、、』

柚那「そっか、、」

『、、ごめん、私、これ以上皆に迷惑掛けたくない、、柚那さんにも、、』

柚那「、、私に、話してくれないかな？」

『、、話せない、話したくない、、』

柚那「、、話せないってことは、何かあるんだよね、、？」

『、、』

柚那「私は、、信じてるからね」

『柚那さん、、私、、っ、どうしてこんなに弱いんでしょうかっ、、
もうっ、、誰にも、、私のせいで、、苦しませたくないのにっ、、
私のせいで、、っ、悲しませたくもないのにっ、、』

柚那「Aは優しいね、、だから周りもこんなに動いてくれるんだね」

そう言われ柚那さんは私に携帯を渡した、社長からだった

社長平手、渡邉、尾関が情報を集めに出ていった
週刊誌に問い合わせて発売は伸ばせなかったが夜の返答まで伸ばした

だから、絶対に飛来に思い止まるよう言ってくれ

柚那「ねぇ、掛けてみようよ、週刊誌が出るのが先か、、てち達が止めるのが先か」

『そんなことしたら、、っ！！』

柚那「え？」

『あっ、、いや、、ありがとうございました』

柚那「ちょっと、、！！Aっ？！」

たしか家に卒アルがあったはず、、あの人の名前、、なんだっけ、、
家にバタバタ戻り押し入れの奥を漁る

『あった、、』

小学校のアルバム、、たしか、、３組、、だった気がする

顔写真が乗ったページをめくる

『この人だ、、』

名前、、

『なる、、せ、、しょう、ま、、』

成瀬、、？

『成瀬って、、』

友梨奈side

尾関理佐「「お邪魔します」」

そう言い部屋に上がる二人、私は卒アルを出し手に取った

友梨奈「理佐」

理佐「うん」

ページをめくっている矢先

尾関「あっ！」

尾関の声に私も反応した