卒アル ページ31
友梨奈「理佐、尾関、私の家行かない？」
理佐「家？」
友梨奈「卒アルがあるんだ、、顔見たら、何となく誰か分かるかなって」
尾関「確かに、でも、、私あんまり顔覚えてなくて」
理佐「大丈夫、私が覚えてる」
友梨奈「良かった」
理佐「あ、でもいいの？マネージャー一緒に来たんでしょ？」
友梨奈「先に帰るようにお願いしたから、、
あのマネージャー、、ほんとムカつく、、Aの事何も知らないくせに、、」
尾関「てち、マネージャーさん変わったんだっけ？」
理佐「確か、、真歩さんだっけ？」
友梨奈「うん、、産休入っちゃって、、産後はなるべく早めに、、
復帰してくれるみたいなんだけど、それまでの間、、あの人」
理佐「そうなんだ」
友梨奈「あ、、電車次のに乗ろう？えっと、、５分後」
理佐「うん」
尾関「ねぇ、、A何であんなこと言ったんだろう、、」
友梨奈「え？」
尾関「やってないって言えば済む話なのに、、」
理佐「わざわざ私達の記事だけ否定した、、」
友梨奈「あっ、、」
そう言えば、、車の中で急に、、
理佐「何？」
友梨奈「ぁ、いや、、事務所に向かう時、A急に顔色悪くなって、、
あの時、、携帯見てた気がする、、」
理佐「もしかして、、あの時あいつらに連絡先教えてたのかな、、」
尾関「、、それはないんじゃない、、？だって、あの時断ってた
少し離れてたから聞き取りずらかったけど、、」
理佐「分かんないよ、、？だって私達の連絡先聞いてきたって、、」
友梨奈「Aなら、、あり得る、理佐達のを教えない変わりに、、とか」
尾関「、、」
理佐「ねぇ、、てち、、？」
友梨奈「ん、、？」
理佐「、、聞いたんだけど、Aが虐められてたって、、本当なの？」
友梨奈「、、」
尾関「、、本当なんだ」
確かにAは昔虐められていた
でも、、最初はまだ小さい身体で抵抗していたらしい
当時小学校２年生、、勿論隣に引っ越してきたのは入学する前だったから
私はもうAとは仲が良かった
でも、、クラスが違ったから虐めに気づけなかった、、
登下校で一緒になるただそれだけで家に帰れば遊んでたけど
学校ではクラスが違うせいで合うことはなかった
私が虐めに気づいたのは同じクラスになった4年生の頃
体育のバスケの授業でAにボールをわざとにぶつける男子がいた
『いたっ、、』
友梨奈「A、大丈夫？」
『うん、いつもの事だから』
Aはそう言った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ばし | 作成日時：2023年12月17日 22時
