駆ける3【ウマ娘】 (ページ29)

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地下道を歩いてるときに前に見える背中

『マックイーン』

マックイーン「A、トレーニングも自主練なんて
久々にあった気がしますわ」

『うん、久しぶりだね』

マックイーン「その感じですと、、
相当な練習をしたみたいですわね
ですが、私には関係ありません、勝つのは私ですから
どんな走りを見せてくれるのか楽しみですわ」

『マックイーンこそ、、負けても泣かないでよね』

マックイーン「あら、随分強気なのですね」

ふとマックイーンが誰もいない地下道の後ろを見る

、、この気配っ、

マックイーン「っ、、」

『ライス、、シャワー？』

ライスは今まで見たことの無いような
呼吸音だけを響かせ真剣な表情で歩いてきた
喋ることもなく一人で歩き私達の横を、、
今まで感じたことの無いオーラで通り過ぎた

その姿に私もマックイーンも圧倒された
＿＿＿＿＿

鳴り響くファンファーレ

【各馬娘、これよりゲートインです！
、、あれ？ゲートには入りませんね？
メジロマックイーン】

マックイーンはゲート前で何度も前に出たり下がったり
尻尾を引っ張ったりを繰り返していた

【珍しいですね】

マックイーン「くっ、、っ、」

『マックイーン、、？』

マックイーンの異常行動に会場がざわついた
きっと、、ライスの気配のせいだ
正直私もゾッとした

マックイーンは係委員に肩を押されゲートインした

【メジロマックイーンようやくゲートに入りました
パワーとスタミナが要求される
おなじみ京都レース場3200m、
16人のウマ娘がゲートに入りました！
さぁー、天皇賞(春)、今！！スタートしました！】

今日のこの日の為のトレーニング
私はスタミナとパワーを中心にトレーニングしてきた

後はマックイーンについていく、、

トレーナーside

スカーレット「良いわね！マックイーンもAも」

ウォッカ「Aは逃げないのかー？
トレーナー、Aにどんな指示したんだよ」

トレーナー「いや、、何もしていない、
好きに走るだろうと思ってたからあえてしなかった
それに、、マックイーンまだスタートしたばかりだぞ
逃げるパーマーなんて気にしてたら駄目だ」

テイオー「そうだ！気にしちゃだめだ！」

いや、、違う、気にしてるのはパーマーじゃない
気にしてるのは、、

テイオー「Aマックイーンをマークしてる？
でも、、ライスに気を取られがちにもなってる
さっきから落ち着きがないよ、、！」