駆ける3【ウマ娘】 (ページ28)

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『はっ、テ、テイオー？』

テイオー「あははっ、、気づかなかった？」

テイオーがずっと私を見ていることに気づかなかった
いつから居たんだろう、、

テイオー「Aらしくないじゃん
緊張してるの？」

『、、不安なんだ』

テイオー「不安、、？」

『ぁ、ごめん！なんでもない！！』

テイオー「んーん、僕！応援してるからね！」

『テイオーはさ、私応援しなくていいからね！
マックイーンの事応援してあげてよ！』

テイオー「僕は、二人とも応援してるよ」

『んーん！マックイーンを応援して！』

テイオー「、、どうして？」

『私、、負ける気がしないから
マックイーンにも、ライスにも絶対に勝つ』

ライスのあの姿を見てしまえば、、
正直、、今回の相手はライスだけだと
思ってしまう自分がいた

マックイーンは、、相手じゃないっ、、
酷いよね、、こんなこと思うなんて、、

同じチームなのにっ、、

テイオー「復帰戦！！頑張ってよね！」

『テイオー、、っ』

テイオー「ぇ、、？！どうしたの？！」

『ごめんっ、、ごめんねっ、、私っ、、
マックイーンに、、悪いことした、、！」

一人という空間でトレーニングしてきて思った
ずっと、、苦しかった
マックイーンの大事なレースで復帰する事
トレーニングで走ってるときに感じる周りの目
自分に向けられる全ての目が私に何かを言ってる様で

このままレースに出ていいのかなって、、

"私の夢、天皇賞連覇！
全力で、止めに来てくださいませ
勿論、私は負ける気はありませんから"

"私はAと全力で走りたいですわ
だから、私は全力で頑張ります"

マックイーンはあの時、私にそう言ってくれた
なのに、、私の敵はライスだと強く思ってしまった

久々に見たテイオーは
いつもの笑顔で私を包み込んでくれた

テイオー「A、大丈夫だよ
マックイーンは、、負けないからね！
だって、僕の目標なんだもん！
マックイーンはAが勝ちに来ること分かってる
その為にマックイーンもトレーニング頑張ってきた

ターフを駆け抜けるAは凄くカッコイイんだ！
誰にも負けないくらい！！強くてかっこいい！
だから、怖がらないで！周りの目気にしたら駄目だよ
観客の誰もがマックイーンだけを応援したとしても
僕やスピカのメンバーはAの事も応援してるよ
だってさ、同じチームなんだもん！
応援しないわけ無いでしょ？」

『、、ありがとう、テイオー』

マックイーンの思いに答えなきゃね