駆ける3【ウマ娘】 (ページ24)

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トレーニング帰りライスが頭を抱え
しゃがみこんでるのを見つけた

『ライス、、？！どうしたの？』

ライス「Aさん、、」

ブルボン「ライス！！」

『え？ブルボンとテイオー？』

テイオー「やっと見つけた！」

『どうしたの？何かあった？』

ライス「しつこいです、もう放っておいてください」

ブルボン「しつこいのはライスです！
あの菊花賞、凄まじいしつこさだったじゃないですか！」

ライス「菊花賞の話なんてしないで！！！
ライスは皆に認めて欲しかった、、
ブルボンさんに勝つ事ができれば、、
きっと認めてくれると思った
だから一生懸命頑張った、、！！

でもライスの勝利なんて誰も求めてなかった
ライスが勝ったのに！！
皆ライスを攻めて認めてくれなかった！！
ライスはブルボンさんやテイオーさんAさんとは違う

ライスはヒールなんだよ、
皆から嫌われてブーイングされて皆不幸にしちゃう
祝福の名前を貰ったのに、ライスシャワーなのに
だからもう、ライスは走らないんです」

テイオー「ライスっ、、」

ブルボン「四の五の言わずに走りなさい！！」

ライス「どうしてそんな事言うの？」

ブルボン「貴方に走ってほしいからです！」

ライス「わかんない！走りたくないって言ってるのに
そんな、、ライスが走っても誰も喜ばない！
勝ってもがっかりするだけ！
走る理由なんてどこにもない！それなのに何で！」

ブルボン「貴方は私のヒーローだからです」

ライス「っ、、？！」

ブルボン「私は怪我をしました、大きな怪我です
いつまた走れるようになるのか
不安に押しつぶされそうになった時もありました
マスターの期待に答えることができず
もう走るのを辞めようかと考えたこともありました

それでも折れずに要られたのは貴方が居たからです
次は勝ちたい、今度は負けたくない、
強い貴方と走りたい、それを目標にしてきたから
私はこれまで頑張れたんです

確かにあなたは私から夢を奪いました
けれど、それ以上の夢と希望を与えたのです
貴方はヒールじゃない、ヒーローなんです」

『ブルボン、、』

ライス「ライスが、、ヒーロー、、？」

ブルボン「それなのに何ですか！！！
あの有馬記念8着は！貴方は私のヒーローなんです！
強いウマ娘なんです！天皇賞に出てそれを証明しなさい！！」

ライス「勝手なことばかり言わないでください
そんな事言われても迷惑です
でも、、ブルボンさんの気持ち受け取りました
ライスもう一度頑張ってみます」