駆ける3【ウマ娘】 (ページ21)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:17,787 hit

＊ページ21

部室に入ろうとするとライスの声が聞こえた

ライス「走る事が楽しくなって
こんなライスでもキラキラできるかもって、、
皐月賞のブルボンさんはキラキラしてた
ライスもいつかブルボンさんみたいになりたい
憧れの背中に届きたい、
レースに勝ってブルボンさんみたいに
それでやっと菊花賞で、、」

菊花賞で勝ったライスは観客から罵声を浴びた

"えぇー、何で？"
"何でブルボンじゃ無いんだよ"
"三冠が見たかったのに"

ライス「誰もライスが勝つ事なんて望んでなかった
ブルボンさん達の夢を壊して、、皆悲しんで
春の天皇賞も皆マックイーンさんの3連覇や
Aさんの復帰を期待してる、、
そんなレースに出て勝っても誰も喜ばない、
勝っても皆を不幸にする、、
ライスシャワーという幸せな名前な自分が、、
だからライスもう走らないです」

テイオー「ライス？」

ライス「お願いだから放っておいてください」

ライスが出てきた時私は自然とライスの肩に手を置いてた

ライス「A、、さん？」

テイオー「A」

『ライスだけじゃないっ、、！』

ライス「え？」

『私だって、、私が勝ったって喜ぶ人なんていない』

スペ「Aさん、、？」

『町中で言われてる、きっと皆そう思ってる
今回はマックイーンの3連覇が見たいって
私の復帰はタイミングが悪いって』

ライス「そんな事あるわけないじゃないですか、、」

『ホントだよ、、出るからには勝つ気でいる
マックイーンの連覇を止めるつもりで走りたい
でも、、既にブーイングがある中走るのが怖くて、
周りの声が怖くてっ、、努力してレースに出て
勝っても認められないなんて嫌だ

私だって、、マックイーンの夢を壊したくない
どうせなら、、勝って祝福されるレースに出たい
でも、、間違ってるよ、間違ってる
ここで、レースから逃げたくなる私も、、
レースから逃げる事しか考えてない、ライスも、、
絶対に、間違ってる
マックイーンはそんな事望んでない、、よね、』

ライス「、、ごめんなさいっ、」

ゴルシ「おいっ、待てよ」

『ゴルシ、、もういいから、そっとしといてあげて』
＿＿＿＿＿

テイオーside

マックイーン「そうだったんですの、、」

テイオー「気持ちはわからない事はないよ？
今までで頑張って走ってきたのに、、」

マックイーン「確かにライスの菊花賞は
祝福されるべきだと思います
でもだからと言ってレースから逃げるのは間違ってますわ」

テイオー「マックイーン、、」