駆ける3【ウマ娘】 (ページ11)

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ウォッカ「え？テイオーでもあるんだなー、」

スカーレット「以外、、」

テイオー「でもさ、プレッシャーが
無いレースなんて面白くないよね？
僕、今度の天皇賞はダービーの時より
プレッシャーを感じてる
だからこそ、今までで一番楽しみなんだ！」

テイオーの言葉にウォッカもスカーレットも笑った
テイオーは目を輝かせていた

【200を切った！先頭はミホノブルボンだ！強いぞ
ミホノブルボン逃げきって今ゴールイン！
無敗で皐月賞を制しました！】

テイオー「スタミナは鍛錬でカバーできる、、
さぁって！休憩終わり！もう一回！」

『よしっ、行こう！』

スカーレット「これで終わりじゃないのー？！」

ウォッカ「ま、待ってよー！」

二連覇のマックイーンと無敗のテイオーの対決は
"TM対決"として称された

『あ、』

ルドルフ「テイオー、Aおつかれ！」

そう言い水筒を投げる会長

テイオー「『会長！』」
＿＿＿＿＿

ルドルフ「そうか！トレーナーの指示か」

テイオー「僕、2400mより長いレースは出てないからね」

『確かに、距離はマックイーンのが合ってる』

テイオー「うん！でも、僕は長い距離のレースに
出たこと無いだけ！
距離が合ってるか合ってないかどうかなんて分からない
TVとか新聞は僕の方が優勢って言ってるけど
僕はチャレンジャーだと思って走る！
ミホノブルボンも証明してくれたからね！
スタミナの限界はトレーニングで超えられる！」

ルドルフ「その粋だ」

テイオー「僕は無敗の三冠ウマ娘になれなかったけど
無敗のウマ娘であり続けるんだ！」

『さすがだね、テイオー』

ルドルフ「そうだ！挑戦し続けろ！テイオー！」

テイオー「うん！そうだ！
天皇賞勝ったらまたカラオケ行ってよー！」

ルドルフ「いいだろう」

『えー！私も行きたい！会長とー！』

テイオー「しょうがないなー」

マックイーンside

マックイーン「あの、おばあ様は、
今日のニュースをご覧になりましたか？」

祖母「えぇ」

マックイーン「新聞もTVも、テイオーテイオー
世間の評価に正直がっかりします」

祖母「私は貴方の記者会見を見てがっかりしました」

マックイーン「え？」

祖母「子供の頃兎と亀の絵本を読んであげましたね？
どうして亀が勝ったか分かりますか？
兎は亀を見ていた、亀はゴールを見ていた」

おばあ様は私が兎だと言いたいんだろう
記者会見での私はテイオーの事しか考えてなかった

マックイーン「大丈夫です、私は負けません」