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『あっ!!タイシン!!トレーナー行ってて』
タイシン「A、お疲れ様、いいレースだった」
『負けちゃったけどね』
タイシン「でも食らいついた」
『やっぱスズカは強いよ、、ははっ』
タイシン「A?」
『スズカに負けてばっかり、、あと少しだったのに』
Aはそう言い俯いた
『悔しいし、、寂しい、明日にはスズカはっ、、』
タイシンは私を引き寄せた
『タイ、シン、、?』
タイシン「明日のレース絶対に勝て!!
最高のレースをスズカに見せてやるんだ!」
『っ、、うん!!』
TV、新聞、どこもかしこも
ブロワイエで取り上げられていた
_____
スズカside
「今日はブロワイエだろうな!」
「いや!俺はスペシャルウィークに勝ってほしいって!」
「カケルAだろ?!」
「いやいや!昨日スズカが勝ったのも奇跡みたいなもんだし!それにAも2日連続のレースだぜ?!
流石に疲労がヤバイって!」
レース場の外ではいろんな言葉が飛び交ってた
「ちょっとアンタ!あのね!
うちの娘は絶対勝ってくれるんだよ!」
スズカ「スペちゃんの、お母さんですか?」
「さ、、サイレンススズカ、!?」
トレーナー「すいません、ちょっと遅れてしまいまして!
あ、こいつは」
スズカ「初めまして!サイレンススズカと申します」
母「ほ、、本物、、あっ、あぁー!
スペシャルウィークの母です!
娘がいつもお世話になっております
トレーナーさん今日は呼んでくださって
ありがとうございます」
トレーナー「いえ!俺に出来る事はこれくらいですから」
_____
母「手紙にいっつも書いてあったの!
スズカさんとAさんかっこいいって!」
スズカ「なんだか照れちゃいますね」
母「ははっ!でも最近はスズカさんと一緒に走りたい
Aさんみたいにもっと強くなりたいって」
スズカ「スペちゃん、私が怪我をした時
必ず走ろうって約束してくれました
Aが脱退を取り消したのもスペちゃんのお陰なんです
私は自分の夢に向かって走ってましたけど
今は、スペちゃんとの約束も私の夢の一部です
だから昨日のレースは勝てたんです」
母「あの子いつの間にか成長してたんだね」
トレーナー「ですね」
スペちゃんのお母さんの足が止まった
母「あの、、今日のレースあの子は勝てるんでしょうか?」
スズカ「Aも出走なので正直分かりませんが、、
スペちゃんは約束を破るような子じゃありませんから!」
母「そうだね!!」
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作者名:ばし | 作成日時:2021年5月30日 21時