今日から俺は!! (ページ10)

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ヘル男side

ヘル男「さっさとタイマン張ろうぜ」

『悪いけど、、無駄な喧嘩はしたくない』

ヘル男「ざけんな！！」

バットを振り回してくる男を避け続ける

ヘル男「くそっ、、」

『女の子にそんなもん振り回してんじゃねぇよ
あと、、理子には絶対に手だすな』

ヘル男「はっ、、うるせぇよ、軟高の人殺しさんよォ」

急に心臓が苦しくなった
誰かに握り潰されるような痛みが襲った

"人殺し"そう言われるのが嫌いだ、、、苦しくなる、、

『、、、、、、てめぇ。ﾊｧｯ､､』

ヘル男「どうした？くくっ、、その反応、、
親友を殺したって話はホントだったんだな！！」

『、、、ふざけんなっ、、』

ヘル男「赤坂理子には手を出さねぇ、、
ただし、、条件がある

俺のバットに10回耐えれたらな
お前が膝を着いた時点でお前の負けだ」

『上等じゃねぇかよ、、やってやる
その代わり、、約束はやぶんなよ』

ヘル男「ふっ、、いつまで経ってられるかなァ？！」

『ｸﾞｯﾊ、、！！』

腹部に激痛が走った

ヘル男「にぃいいぃいい！！」

『ｹﾞｯﾎｯｯｯ』

痛くてたまらなくて、、でも理子を守るため
そう思うと意地でも膝をつくのは嫌だった

ヘル男「さぁああああぁあぁあんん！！」

『ｸｯ､､そが、、』

ヘル男「くくくっははははっ！！
さすが元番長なだけあるよな！！」

『ｸｯ､､同じところばっかり、、狙ってんじゃねぇよ、、』

ヘル男「しっかり耐えてくださいよぉお！！
赤坂理子をやられたくなかったらなぁああぁ？！」

『ううっ！！！ゲホッ』

ヘル男「ごぉおおおぉおおー！！！」

クソ、、クラクラする
ここで負ける訳には、、

＿＿＿＿カランカラン＿＿＿＿

「ちょっと！！何してんのよ！！」

金属が転がる音と共に聞こえた
女の人の声、、声で分かる、、

『り、、、、っ』

その場に倒れてしまった私に駆けよってくれる理子

「あぁ、、！！くくっ、、、俺の勝ちだ」

理子「Aっしっかりして！ちょっとあんた！！
こんなになるまで、、何考えてんのよっ」

ヘル男「誰だてめぇ、活きのいい姉ちゃんだな」

理子「風紀委員の赤坂理子よっ！！」

ヘル男「あ？てめぇが赤坂理子か？」

理子「だったら何よっ！」

『はや、、く、にげ、、』

私の意識はここで途切れたんだ