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「先輩、そんなに悪い人じゃなかったよ」
メグ「でも」
「大丈夫だよ、なにもないよ」
そもそもあんなに人気の先輩が私なんかを本気で相手するわけないし
先輩から声かけられたんだから今更断りにくいし。
いいのよ、これで。
海人「まあ無理すんなよってことだろ」
「どーもありがと」
海人「おい笑」
みんな心配してくれてるのはわかるけど
大丈夫だよ
そんな、悪い人じゃない
だから大丈夫。
.
授業が終わったお昼休み
4人で教室を後にして食堂へ向かった
既に満席に近い食堂でなんとか席を見つけて、順番にご飯を買いに行く
メグ「ごめん、私トイレ行くわ」
「いってらっしゃーい」
海人と亮はご飯を買いに行ったから、一人さみしく皆を待っていた
？「やっほ」
聞き覚えのある声が後ろから聞こえてゆっくり振り返るとさっきまで噂していた人物が立っていた
「先輩…」
和「まさかここで会えるとはね、一人？」
「いえ、友達待ってます」
和「あら残念。一緒に食べたかったのに」
「え？」
和「あ、翔ちゃん来た」
相変わらず変に自由な先輩に、惑わされる。
翔「あれ？君この間の…」
「あ、メグの代わりに行ったものです」
翔「なんだにのがみつけた面白い子ってこの子？」
和「そ、」
翔「この間はありがとね」
「いえ…楽しかったです」
和「俺のおかげでね」
「はい？」
そうでしょって鼻を高くした先輩が
なぜか少しだけかっこよく見える
翔「唖然としちゃってるよ笑」
和「だから面白いんだよ」
「なんなんですか！」
さっきから人のこと面白がりすぎですって言おうとしたら
櫻井さんの後ろから走って近寄る人の姿が見えた
メグ「翔くん！」
翔「おー。メグ」
メグ「なんでここに？」
櫻井さんと話してるメグは
この間よりももっと輝いて見える
恋する乙女の顔してるよ
和「へえ、そんな顔すんだ」
「え？」
和「んや別に。翔ちゃん行こ。お腹すいた」
翔「ん、じゃあまたな」
和「またねAちゃん」
手を振る彼らに頭を下げる
メグの目は変わらずキラキラしていて
こっちまで微笑ましくなってくる
そのあと戻ってきた海人と亮にメグが櫻井さんの話を永遠にしていたのはまあ言うまでもない。
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作者名：風和?? | 作成日時：2019年12月15日 0時
