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「よかったね、メグ」
亮「いつの間に…」
メグ「今でも夢じゃないかなって思ってるよ」
「ふふ笑」
素敵だなって思うと同時に
羨ましい、と、思う。
2人でご飯に行くことだって、今となってはうらやましい。
私にはもう、そのチャンスすら巡ってこないのかもしれないんだから
だけど。
諦めなければ、私もいつか。
そんな思いが、ぐるぐるとめぐる。
「私もこのまま突き進んでみようかなー」
メグ「え？」
意外だったといわんばかりの顔をした3人が、私を見つめる。
でもね、なんとなく、それでもいい気がするの。
理由も根拠もないけど
今はただ、このまま終わりにもしたくないし、なかったことにもしたくない。
だったら進む道は一つしかない。
メグ「…辛かったら無理しちゃだめだよ」
「メグは･･･辛くなかったの？」
メグ「…辛くなかったとは言えないけど、例え叶わなくても、想ってるだけで楽しかったの」
だから別にいいんだって笑うメグは
とても強くて、逞しい。
亮「本当にいいの？」
「うん、こうなったら意地よ」
私なりの、オンナの意地。
先輩に、ぶつけてもいいでしょ？
それで何かが変わる可能性が1ミリでもあるなら、私は試してみたい
勝負しましょう、先輩。
先輩の、その思考が変わることなく顕在し続けるか
私が先輩の心を動かすことができるのか。
私は私なりにやりきるまで、心が折れるまで先輩に挑み続けますよ
何度踏みにじられても
負けません。
覚悟しててくださいね、先輩。
闇がどこまでも広がるこの先の海に向かって
1人静かに覚悟を決めた。
メグ「なんか、急にすっきりした顔したね笑」
「うん、なんか元気でた笑」
海人「いいことだ」
ゴミをもって立ち上がると、なんだか身体も軽く感じた
いいことありますように。
なんのご利益があるかもわからいけど
広がる海にそっと一言呟いて
みんなと一緒に、この海に背を向けた
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作者名：風和?? | 作成日時：2019年12月15日 0時
