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よし、帰ってきたらちゃんと言おう
二宮くんにもし相手がいて、今更遅いよってなっても
このまま流されて結婚するよりは後悔しない
それだけは自信がある
「やっぱ寒い…！」
外にいたことを思い出して慌てて部屋に入る
ベランダの戸を閉めた瞬間、玄関で物音が聞こえた
「おかえりなさい」
慧人「ただいま」
「あのね、後で話したいことがあるんだけど…」
慧人「あー、今度でいい？疲れたから寝たい」
「あ…わかった…」
話をする間もなく寝室に向かった慧人
まあ…一旦自分の話をしっかりまとめたほうがいいよね
それからでもきっと遅くはないから
慧人に話する前に整理しよう
.
その翌週の真ん中
いつも通り仕事をしていたら、遅めのお昼を終えた松本君がすごい形相で近づいてきた
「どうしたの、そんなに怖い顔して…」
潤「ちょっと来て」
「あ、うん…」
前と同じ会議室に入ってもなお
松本君の顔は怖いまんま
すごい迫力だな…
「な、んですか…」
潤「本当にいいの？」
「え？」
潤「結婚」
「あ、それは」
潤「絶対後悔すると思う、このままじゃ」
まるで何かに焦ってる松本君
また慧人が何か言った…？
「ちょ、っと待って？私…結婚やめてもらう気でいたんだけど…」
潤「え？」
「この間ね、彼がいなかった日に1人でゆっくり考えたの、そしたら松本君の言ってくれた言葉が妙にしっくりきて」
あの一言があったから、光が見えたんだよ
ここから進む道しるべが。
潤「でも…」
「でも？」
潤「この間慧人さんと昼一緒だったんだけど、今週末には籍入れるって…」
「な、にそれ」
潤「さっきもう一回聞いたらきっと野上も迷ってるだろうからそろそろ俺が導いてもいいかなって思ってるって言われたんだ」
導くって何よ…
潤「本当はサプライズで籍入れるつもりだったらしいんだ、けど俺どうしても納得できなくて」
「そうだったんだ…」
潤「でもやめるんだよね？にのと向き合ってくれるってことでいいんだよね？」
「…うん、こんなこと二宮君に伝えてもあきれられるかもしれないけど、結婚に流されるよりはそっちの方がいい」
もう、迷わないよ
潤「よかった…」
「色々ありがとう、私もなるべく早く彼に話すね」
潤「うん」
本当にありがとう松本君。
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風和??(プロフ) - かなとさん» 見逃していましたすみません。ご指摘ありがとうございます (2019年8月2日 22時) (
レス) id: 719a9c7780 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年8月2日 21時) (レス) id: 9ac913b464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風和?? | 作成日時：2019年8月2日 21時
