AddictioN -yellow- (ページ40)

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結局私が二宮君に連絡をいれたのは週末のことだった

なかなかメッセージを送る勇気も彼にもう一度会う勇気もでなくて。

何回も松本君に俺が送るって携帯とられそうになったのを必死に阻止して

なんとか連絡をいれた

明日は土曜日

慧人は明日また休日出勤だから正直彼に会うチャンスは年内では明日が最後

空いてる･･･かな･･･

【久しぶり。ずっと連絡できなくてごめんね。】

【明日、少し会えたりする？】

意を決して送った2つの吹き出し

すぐに返事はきた

和【久しぶり。明日大丈夫だよ】

よかった･･･

このチャンスを逃したらきっと私はまた連絡できずに躊躇するところから始まるから

すごく助かった

【前に一回話した公園覚えてる？】

慧人と一緒に住む前に住んでいた家の近くの公園

色んな思い出が詰まってる

和【覚えてるよ】

【夕方、6時にそこで待ってるね】

既に緊張してきた胸を落ちつかせて眠りについた

.

「今日夜、高校の頃の友達とご飯食べてくるから」

慧人「高校の･･･？女？」

「、うん」

慧人「･･･そ、じゃあ適当に済ませてくるね」

「うん、ありがとう」

問題点を一つ切り抜けて出かける準備をした

約束は夜なのに家じゃ緊張していてもたってもいられなくなって

買い物ついでに昼間から家を出た

.

今日は時間が経つのがすごく遅く感じる

まだ12時、まだ13時

約束の時間が迫っているのはわかってるけど

まだ何時間あるって考えてしまう

なにをこんなに楽しみしているんだろう、私は。

ただちょっと色々あった友達と会うだけなのに

そわそわしっぱなし。

初デートに行く中学生みたい

.

そんなことを言ってたのも束の間

約束の時間はすぐにやってきた。