136 ページ36
.
重い身体を反対に向けると、あどけない表情で眠るたたくんがいる。
初めて、たたくんが途中で止めないで最後までしてくれた。
独りよがりだと思われてるんじゃないかと思って心配だった。
いつも、いつも、たたくんは「怖くない？大丈夫？」「痛くない？」って私を気遣ってくれて。
私ばっかり...
だから、たーくんにも好きなようにしてほしかった。
やめないで、たーくんがしたいようにしてほしかった。
「A、起きてる？」
「起きてるよ」
「身体、大丈夫？」
「だいじょぶだよ」
「A」
「ん？」
「今日も、ちょー可愛かった」
こんなことを平気で言えちゃうんだから。
この前の時もそう
私じゃない女の子が一緒だったとしても、タクシー乗り場まで送って行ってたって。
たたくんは優しいからきっとそうだろう
だけどね、
「たたくん」
「ん？」
「他の女の子のとこ、行ったらやだ」
「え？」
「どこにも行かないで、っ...」
特別優しいのは、私だけであってほしい
そう願いつつ、たーくんにぎゅうっと抱きついた。
「俺、Aしか見えてないよ」
「ん...」
「Aだけ大好きだよって言ってるでしょ？」
「うん、」
「でも、もうこれからは好きって言うのはやめようと思って」
「え、？...」
どういうこと？
どうして、？どうして好きって言ってくれないの？
疑問ばっかりが頭の中に浮かんで一点を見つめて固まる私を見たたーくんはふふっと笑って
「好きより愛してるの方が、Aにはあってると思うんだよね」
たーくんてすごい
私が不安な時、安心する言葉をわかってたかのようにくれるんだから。
「A」
「ん、？」
「愛してるよ、ずっと。だから心配しないで？他の女のとこなんて行かないって死んでも約束するから」
「死なないで」
「そんな簡単に死にませんw でもひとつだけ」
「ひとつだけ？」
「ひとつだけわかってほしい。一応俺アイドルだから、アイドルの俺が好きなファンの子たちはいっぱいいる。俺もファンの子たちはみんな大事。テレビとかでファンの子たちに愛してるとか好きだよとかたくさん言うかもしれないけど、それとこれとは別だからね？」
「それはわかってる」
「ん、いい子。Aは俺の特別だよ」
あーもう、大好き
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みく(プロフ) - えむたさん» ありがとうございます🥰リクエストあればコメントかXにてお願いします🙌 (3月20日 10時) (
レス) id: 5abd8a8b2c (このIDを非表示/違反報告)
えむた(プロフ) - 大好きです！！ピンクシーンもまってます！！ (3月20日 7時) (レス) @page37 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - フェル兄さん» フェル兄様こんばんは！コメントありがとうございます🥹こちらで掲載いたしますので楽しんで読んでいただけると嬉しいです😌♡またもし書いてほしいシチュエーションがありましたらリクエストお願いいたします！😘 (3月19日 19時) (レス) id: 5abd8a8b2c (このIDを非表示/違反報告)
フェル兄(プロフ) - こんばんは！ いつも楽しく拝読しております！更新がないと生きていけないくらいファンになってしまいました😭 スクロールしながら読むのが好きなので差し支えなければこちらで掲載していただけたら嬉しいです！いつもありがとうございます！ (3月19日 18時) (レス) id: a5957782ab (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます！ピンクなお話だけいつも♡なくて、みなさん嫌なのかと思ってました🥲楽しんでいただけて嬉しいです🥹 (3月19日 1時) (レス) id: 5abd8a8b2c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みく x他1人 | 作成日時：2024年3月7日 0時
