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∞ ページ25
「嫌やったんやなくて？」
「俺は嫌いな女は抱かんし
どうでもええやつの
愚痴なんかきかん…」
それって…
「まあ、もうちょっと
ベットにおろか…」
あたしの頬にキスして
「ちゃんと教えたるわ…
今日は、そやな…
一緒に空でも見て、酒のもか…」
口下手な渋谷さんなりの…
もう一度
ベットに入って、二人で眠った
お腹が減って起きると
渋谷さんが、あたしを見てた
「ちゃんと言うとくわ…
なんや、お前ほっとかれへん
俺の側に居れや…」
「はい」って返事すると
「とりあえず、今から
すばるって呼べや…」
って、キスしてくれた
カーテンを開けると
もう外は暗くて
月が出ていた
あたしは、あの日の三日月を
思い出す
「あの日も三日月でした…」
「そやな…」
同じ月を見てたのかな…
二人で月を見ながら、そんな事を
思った…
Fin
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作者名：∞やすばのなな∞
| 作成日時：2016年5月20日 8時
