たばこの香り すばる

あたしの家 ページ8

殺風景なあたしの部屋

「なんもないな」

すばるがいう


「寝るだけやし、呑むだけやからな〜」


ソファに座るすばるに


ビールを渡す


ちゃちゃっとできるツマミをもって


隣に座る


あたしの頭の後ろに手を回して


髪をさわる


「今日、泊まってええの?」


「泊まってええけど、せぇへんで」


笑って、すばるの顔をみる


「チュウもあかんの？」


「止まるんやったらな」


あたしの顔をみながら


「それは、自信ないな」


「ほな、あかん…っ」


いい終わる前に、唇が重なる


「我慢できんかも…」


すばるが、あたしの頭を押さえて


何回も唇を重ねた


「チュウ、上手いな〜」


すばるの瞳をみつめる


「お前、なんでそんな、冷めとんねん」


あたしの顔をさわる


「熱くさせるんが、男の腕次第やんか」


あたしは、すばるの耳のピアスを


口に含んだ



「熱くさすんは、得意やねんけど、


なかなか、熱くなれんのが…


チャームポイント?」


「お前、たまらんわっ」


あたしから、離れてビールを呑む


「すばる、可愛いな〜♡


ゆっくり、落としたろ〜楽しみにしとってな」


すばるの首にキスする



「寝ようか？」


すばるの手を引っ張って


あたしのベットにはいる



「ベット回りだけ、お金かけてるから、


このベットで寝たら、やみつきなんで」


すばるは、気に入ったのか


あたしを抱きしめて


寝息をたてた


あたしも、すばるの鼻にキスをして


眠りについた

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