たばこの香り すばる

☆ ページ3

信ちゃんとは、ただの知り合い


って事は、もう、合コンをたのしんだろ



「丸ちゃん、おもろいな〜」


信ちゃんは、


あたしの友達のりかちゃんと話してる


大倉くん、えみちゃんの手を握ってるし


赤ワインをあけたあたしは


もう、ほんのり酔ってた


「トイレ、いってくる〜」


あたしは、個室をでた


目力の強い


ロン毛の男の人とスレ違う時に


少しぶつかる


「ごめんなさい」


ふらふらするあたしに


「自分、大丈夫か？」


って、言う


めっちゃ、男前


「うふふ、トイレ行くねん」


赤い顔で、笑うあたし


「ちょぉ、大丈夫ちゃうな」


あたしをトイレまで連れていってくれた


「待っとるから、はよ、行き」


「はあ〜い」



ほんまに待ってて、くれた


「自分、どこの部屋や…」


あたしが指さした


「まじか…」


苦笑いして、一緒に部屋にはいる


「雛、酔っぱらいひろたで」


あたしの手を繋いで


信ちゃんに、話しかける彼


「男前、ひろた〜♡」


ゆうかにピースする



「もう、A…あい変わらず手早いな」


って笑う



「すばる、はよ座れ」



「男前さん、すばるゆうん？


ほな、すばちゃんやな！


あたし、Aちゃん♡よろしく〜」


あたしは、すばちゃんを隣に座らした


信ちゃんの機嫌悪なっても知らん



「すばる来たから、全員そろたな」


みんなで改めて、乾杯した




すばちゃんも、呑むに連れて


あたしの腰に手を回しだした

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